ゴールデンウィークまっただ中、皆さんはいかがお過ごしですか? お出かけを楽しむのに絶好の季節ですね。
毎月1回のペースでお送りしている映画コラム、今回は近年、各地で企画されるようになった「野外での映画上映」。映画館はちょっと苦手、という方も、まったく違う角度から楽しむことができるかもしれませんよ!
まずは「東京国立博物館」に注目!
野外シネマに継続的に取り組んでいるのは、なんといっても東京国立博物館。とくに、その作品に東京国立博物館が登場するなど、ゆかりのある作品を上映。そのうえで博物館を実際に見学することで、ロケ地めぐりをするような新しい感動が味わえるのです。
上映イベントは不定期に開催されていますので、ぜひスケジュールの確認を。タイミングが合えばぜひ、シネマ&博物館のコラボを楽しんでみてくださいね。
都市型?野外シネマの楽しみ方
ショッピングモールのガーデンなどで、映画を上映するイベントも各地で開催されています。
野外シネマが映画館と異なるのは、周りのざわめきやおしゃべり。途中で席を立つ人もいますし、逆に途中から食い入るように鑑賞する人がいることも。でも逆に、「素敵なシーンですね!」なんて感動をシェアすることができるかもしれません。
上映時間によっては、変化する空の色など、自然の変化も楽しみながら映画を鑑賞できるでしょう。気軽に、映画館とは一味違う体験ができるのが、野外シネマの魅力なのかもしれません。
自然に囲まれて「映画鑑賞」!?
森の中やビーチで映画を楽しむ、そんな野外シネマのイベントも増えています。いくつもあるスクリーンから好みの映画を選んで、上映の合間にはフードコートでグルメを楽しむ……なんて聞くと、まるで音楽フェスのようですね。
自然に囲まれて過ごすことには、いわゆるセラピー的な効果があり、予防医学の側面からも注目されているようです。ゆったり過ごしながら、映画との出会いを楽しむ...そんな旅には、従来の旅行にはない魅力がありそうです!
いかがでしたか?時代に合わせて新しく変化する、映画の楽しみ方。チャンスがあればぜひ味わってみてくださいね!
参考:岡星竜美「イベントの仕事で働く」(ぺりかん社)
宮崎良文編「自然セラピーの科学 予防医学的効果の検証と解明」(朝倉書店)