東京では2月は一番雪日数が多い月でもあり、全国的にもまだまだ寒い毎日が続きますね。
その冷たい空気の中でも、凛とした姿で咲く梅の花。お花見といえば、桜を思い浮かべてしまうほど、梅は桜のような派手さはありませんが、花のない冬の木に、パッと咲いている梅の花を見ると嬉しくなりますね。
梅の名所では、各地で梅まつりも開催されています。その中から、関東のおすすめスポットを4つご紹介します。ひと足早い春の訪れを感じてみませんか。
偕楽園(かいらくえん)/水戸市
金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ日本三名園のひとつである「偕楽園」は、広々とした園内に約100品種3000本の梅が植えられています。早咲き、中咲き、遅咲きと、長期間さまざまな梅を楽しむことができます。
「水戸の梅まつり」は、開催中の日曜日を「観梅デー」として、野点茶会や、全国から集まった梅酒の飲み比べができる「梅酒まつり」など、イベントが盛りだくさんです。
日没後に行われる「光の散歩道」のライトアップでは、昼間とはまた違う幻想的な梅の花を楽しむことができます。
偕楽園/水戸の梅まつり
●所在地:茨城県水戸市常磐町1-3-3 ●問い合わせ:029-224-0441(水戸観光協会)
●アクセス:JR常磐線「水戸駅」よりバスで20分(車の場合、常磐自動車道「水戸IC」より20分)
●開催期間:2月18(土)~3月31日(金) ●開催時間:6:00~19:00
●料金:無料(好文亭/大人200円、小中学生100円)
※各イベントの日程は公式サイトをご確認ください。
箕郷梅林(みさとばいりん)/高崎市
関東平野を一望できる小高い丘にある「箕郷梅林」には、約10万本の梅の木が植えられていて、主に白梅が中心となっています。白梅が続く梅林は、まるで雲海の中を歩いているような気分になるそう。
「みさと梅まつり」は、蟹沢会場と善地会場の2会場があり、蟹沢会場では、梅見茶会や野点などが開催されます。散策を楽しみながら、特産の梅製品などを買うこともできます。
特におすすめスポットである、善地広場(展望台)からの眺望は360°の大パノラマ!一面に広がる梅林を楽しむことができます。
箕郷梅林/みさと梅まつり
●所在地:群馬県高崎市箕郷町富岡(蟹沢会場・梅公園)/善地(善地会場・善地広場)
●問い合わせ:027-371-5111(高崎市箕郷支所産業課)
●アクセス:車の場合、関越自動車道「前橋IC」より30分
●開催期間:2月下旬~3月下旬(梅の開花時期にあわせて開催)
●開催時間:9:00~ ●料金:無料
※各イベントの日程、交通機関でのアクセスは公式サイトをご確認ください。
越生梅林(おごせばいりん)/埼玉県入間郡
越生の梅林は、九州太宰府より天満宮を分祀した際に、梅の木が植えられたことが始まりとされています。水戸偕楽園、熱海梅園と共に「関東三大梅林」のひとつで、約600年前に植えられた古木など、約1000本の梅の木が植えられ、観梅客の目を楽しませてくれます。
「越生梅まつり」では、土日にさまざまなイベントが行われ、子どもに人気のミニSLも運行しています。(土日祝10:30~15:00/200円)
越生梅林/越生梅林梅まつり
●所在地:埼玉県入間郡越生町大字堂山113 ●問い合わせ:049-292-1451(越生町観光協会)
●アクセス:東武「越生駅」・JR「越生駅」よりバスで15分(車の場合、関越自動車道「鶴ヶ島IC」または「東松山IC」より30分)
●開催期間:2月18日(土)~3月20日(月・祝) ●開催時間:8:30~17:00
●料金:中学生以上300円
※各イベントの日程は、公式サイトでご確認ください。
曽我梅林(そがばいりん)/小田原市
「曽我梅林」では、十郎、白加賀、杉田など多くの白梅、ほかにも紅梅や豪華なしだれ梅など約35000本の梅が咲き誇ります。富士山や箱根連山を背景に、圧倒的な本数の梅が楽しめます。
「曽我別所梅まつり」は、寿獅子舞、小田原ちょうちん踊りなどの郷土芸能など、土日にさまざまなイベントが催され、2月11日(土・祝)には、流鏑馬(やぶさめ)も行われます。
梅まつりは、愛犬も入園できるそうなので、一緒にお出かけの際は他人に迷惑をかけないよう、ルールを守って梅園散策をお楽しみくださいね。
梅まつり会場のすぐそばには「アグリウェイズ」という「いちご狩り」ができるところもあります。こちらの特徴は高設栽培といって、立ったまま楽にいちご狩りが楽しめます。お腹が圧迫されずたくさん食べられるそうですよ!いちごがたくさんある10時の予約・来園がオススメなので、どちらも行かれる方は、先にいちご狩りに行ってから、その後に梅まつりに行きましょう!