日本列島を寒波が襲っています。この先もしばらく真冬らしい寒さが続く見込みです。
寒い日の夜は、布団も冷たく、体が冷えてなかなか寝つけないという人も多いのではないでしょうか?
実は、快眠と体温とは深い関係があり、体が冷えてしまうと眠りにつくまでに時間を要してしまい、眠りも浅くなってしまいます。そこで今日は、簡単に布団を温められる「ペットボトル湯たんぽ」をご紹介します。いい眠りで体の疲れをしっかりとってくださいね。
湯たんぽってどんな道具?
湯たんぽは辞書的で調べると「中に湯を入れ、寝床などに入れて足や体を温める金属製または陶製の道具」とあります。室町時代に使用されていた記録が残っており、非常に古くから愛用されている暖房器具のひとつです。
①光熱費がほとんど掛からず、経済的である
②室内の空気を汚したり、乾燥させることもない
③環境にもやさしい
④震災時に防災グッズとしても注目され、実際に役立った実績がある
このように湯たんぽは、近年大変見直されている暖房器具なのです。
「ペットボトル湯たんぽ」の作り方
“作り方”といってもペットボトルを用意して、お湯を入れるだけなので、特別なことは必要ありません。
いくつか注意点をおさえておきましょう。
■湯温
沸騰させると熱すぎてしまいますし、ペットボトルが破損する恐れがあるので、湯温は50℃程度に。
直に熱めの湯温のペットボトルを足で触れていると、低温やけどを起こす恐れもあります。
■ペットボトル
お茶などホット用のしっかりした厚さがあるペットボトルが安心です。薄手でやわらかいペットボトルは、熱めのお湯を入れるのに不向きなため避けましょう
■湯の量
7〜8割程度にして満タンにしないこと。満タンにすると膨張してペットボトルが破損する恐れがあります。
フタをきっちりしめ、そのまま布団の中に入れてもOKですし、心配な方はペットボトルにタオルを巻き、ゴムでとめると安心です。
「ペットボトル湯たんぽ」で快眠!
「ペットボトル湯たんぽ」が大活躍するのは、就寝時です。使い方をご紹介しましょう。
■500mLのペットボトル×3本
持ち運びが容易な500mLサイズがおすすめです。布団の入口部・中央部・下部の3ヵ所に配置するとで、寝具全体がホカホカに温まります。
■就寝の10分ほど前に布団の中に入れておく
湯たんぽは徐々に熱を放出して冷えていくのですが、布団の中の空気が温まるとそれ以上温度が下がらない“熱平衡状態”(物理で習いましたね)になります。ですから、朝になってもほんのり温かいままです。
ちなみに、その水を凍結したフロントガラスにかければ、氷も溶けて一石二鳥ですね。
── 最後に。。。
「ペットボトル湯たんぽ」はとても便利ですが、ペットボトルはそれ専用に作られているわけではありませんので、取り扱いには十分注意してくださいね。