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過去40℃経験は18都県 今夏は40℃未経験地でも可能性あり 猛暑が長期戦


近年、毎年全国のどこかで40℃以上を観測していますが、40℃以上の酷暑日を観測した事があるのは、のべ18都県38地点。北海道や大阪府・京都府、中国地方、九州では観測したことがありませんが、今夏は40℃未経験地でも可能性があるため災害級の猛暑に警戒が必要です。

●今日24日 京都府福知山市で今年全国最高39.4℃ 猛暑日は今年最多に

今日24日(木)は、福知山市(京都)で39.4℃と、今年全国1位の値を更新しました。900地点あまりある全国アメダスの内、35℃以上の猛暑日は296地点と今年最多に。北海道で一番上がったのは北見市で39.0℃と観測史上1位(北海道の歴代最高気温2位)。40℃予想だった帯広市は38.8℃と観測史上1位タイでした。その他、北海道の道東方面の内陸を中心に21地点で観測史上1位や1位タイとなりました。※16時までの速報値

明日25日(金)以降、北海道の記録的な猛暑は収まってきますが、東日本・西日本では、災害級の危険な暑さは長期戦となりそうです。

●2018年以降、毎年どこかで40℃以上観測

日本国内では、2017以前は40℃以上は数年に一度レベルでしたが、2018年以降は毎年全国のどこかで40℃以上を観測しています。

原因は、地球の温暖化や海面水温の上昇により、偏西風が北に偏り、暖気が日本付近に入りやすいこと。また、太平洋高気圧+太平洋高気圧より背の高いチベット高気圧の布団2枚重ね状態になる事に加え、山越えの風が吹き降りる際の気温が上昇するフェーン現象の影響などが考えられます。都市部ではエアコンの室外機などで夜も気温の下がり方が鈍く、朝のスタートラインから気温が高い事も要因のひとつです。

●過去40℃を観測しているのは、のべ18都県

過去、最高気温40℃以上を観測しているのは、のべ18都県38地点。北海道と中国地方、九州、沖縄では観測した事がありません。

大宰府市(福岡)は、年間猛暑日の日数が62日(2024年)と全国で一番多いですが、太宰府の観測史上1位は39.3℃(2024年8月2日)と、40℃以上になったことはありません。また京都市の過去最高気温は39.8℃、大阪市は39.1℃、鳥取市39.4℃など、大阪府や京都府、中国地方、九州では40℃以上を観測したことがありません(2024年まで)。

●東日本・西日本は危険な暑さが続く

明日25日(金)以降、北海道は猛暑のピークを過ぎますが、東日本・西日本では危険な暑さが続きます。京都市や日田市(大分)など、39℃予想の日もあり、上振れれば40℃に達する可能性があります。

気象庁は今日24日「高温に関する早期天候情報」を発表しました。これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。北海道と東北、北陸、関東甲信、東海、近畿、中国地方は7月30日頃から、四国と九州北部では8月1日頃から「かなりの高温」が予想されています。

例年、8月のお盆にかけて、年間の最高気温をマークすることが多く、今年も40℃以上を観測する可能性があるため、引き続き熱中症に厳重な警戒が必要です。

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