
近畿では、明日17日にかけて大気の状態が非常に不安定で、警報級の大雨となる恐れがあります。その後、18日(金)は次第に天気が回復して、19日(土)からの3連休は強烈な日差しが照り付け危険な暑さとなるでしょう。熱中症に厳重な警戒が必要です。
●明日17日 近畿は警報級大雨の恐れ
今日16日の近畿は、晴れている所もありますが、所々に発達した雨雲がかかり、変わりやすい天気となっています。太平洋高気圧のふちを沿うようにして南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっているため、このあとも急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
明日17日は、暖かく湿った空気の流れ込みが強まり、今日よりも広い範囲で断続的に雨が降るでしょう。雨がピークとなる朝から昼前の時間帯は、雷を伴い非常に激しい雨の降る所がある見込みです。1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降ると、水しぶきで視界が悪くなり、道路が冠水することがあります。また、南よりの風にのって暖かく湿った空気が流れ込むため、紀伊山地の南側ほど総雨量が多くなるおそれがあります。気象庁が「高」・「中」の2段階で発表する「警報級の大雨となる可能性」のうち、「中」が大阪府、兵庫県南部、奈良県北部、和歌山県に発表されています。(16日午前11時発表)。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。
●太平洋高気圧が次第に勢力拡大
18日(金)から19日(土)にかけて、太平洋高気圧が次第に勢力を拡大し、西への張り出しを強める見込みです。近畿では、太平洋側ほど湿った空気の影響を受ける所がありますが、徐々に晴れ間が増えて、天気が回復するでしょう。20日(日)以降は太平洋高気圧の圏内となるため強烈な日差しが照り付け、一段と暑さが厳しくなる見込みです。
●3連休は日差し強烈 危険な暑さに
18日(金)は、雨雲の発生しやすい場所が西へ移動する見込みです。近畿では、神戸や和歌山など湿った空気の影響が残り、雨の降る所があるものの、次第に天気は持ち直すでしょう。
3連休初日の19日(土)は、雲の目立つ所もありますが、おおむね晴れる見込みです。20日(日)以降は、各地で強烈な日差しが照り付けるでしょう。3連休の最高気温は34℃前後の予想で、京都や奈良では35℃以上の猛暑日となる日もある見込みです。危険な暑さとなる所が多いため、お出かけの際は、こまめに休憩をとるなど、より一層の熱中症対策を心がけてください。