
明日10日(木)も最高気温が35℃を超えるような厳しい暑さの所があるでしょう。東京都など11の都県に熱中症警戒アラートが発表されています。引き続き熱中症に警戒してください。
●今日9日も100以上の地点で猛暑日
今日9日(水)も高気圧に広く覆われて、広い範囲で晴れて猛烈な暑さとなりました。午後4時現在、全国で最も気温があがったのは、福岡県朝倉市38.4℃となっています。大分県日田市38.0℃、兵庫県豊岡市37.6℃など、35℃以上の猛暑日地点は136と、5日連続で100地点を超えました。
また、大分市や岐阜県彦根市では今年初めての猛暑日を観測しています。
その他の最高気温は、札幌市30.3℃、仙台市32.9℃、東京都心34.7℃、名古屋市34.7℃、大阪市35.9℃、広島35.2℃、高知33.9℃、福岡市35.0℃、那覇31.3℃です。
●明日10日も猛暑が続く 11都県に熱中症警戒アラート発表
明日10日も西日本、東日本を中心に、熱中症に警戒が必要です。
予想最高気温(今日との差)は、札幌市28℃(マイナス2)、仙台市27℃(マイナス6)、東京都心35℃(今日と同じ)、名古屋市34℃(マイナス1)、大阪市35℃(マイナス1)、広島35℃(今日と同じ)、高知32℃(マイナス2)、福岡市34℃(マイナス1)、那覇31℃(今日と同じ)です。
明日は、北東から涼しい風の吹く北日本の太平洋側では気温が下がり、東日本や西日本も雲が増えて、日中の気温は今日と同じかやや低くなりそうです。それでも関東から西では35℃近くまで上がる所が多く、湿度も高いため体に堪えるでしょう。
東京都や神奈川県など11都県には熱中症警戒アラートが発表されています。こまめに水分を補給し、屋外での作業は直射日光を避け、休憩も定期的に取りましょう。室内ではエアコンなどを使い、室温を下げるようにしましょう。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。