今日5日の近畿は、日の出とともにぐんぐん気温が上がり、カラッとした暑さとなっています。土日も暑くなる見込みですが、次第にムシムシとした暑さに変わり、来週はさらに雨でジメジメ・ムシムシしそうです。梅雨入り間近の近畿では、今後、蒸し暑さが増すほどに熱中症への警戒が必要です。
●カラッとした暑さから蒸し暑いへ 熱中症に要警戒
今日5日の近畿は、日の出とともにぐんぐん気温が上がり、午前中のうちか大阪や神戸などではすでに25℃を超えており、京都は28℃を上回る気温となっています。今日5日は日差しのパワーで28℃前後まで気温の上がる所が多いでしょう。明日6日から8日(日)にかけては、南よりの風にのって暖かい空気が流れ込むため、内陸部や日本海側ほど一段と暑くなり、最高気温30℃以上の真夏日になる所もある見込みです。体感的には、今日5日から明日6日くらいまではカラッとした暑さですが、その後は徐々に蒸し暑さに変わっていくでしょう。蒸し暑さが増すほどに、熱中症への警戒が必要です。
近畿の梅雨入りは、もう間近。9日(月)からは、雨の日が続いてジメジメ、ムシムシするでしょう。来週後半は、さらに蒸し暑さがアップするため、水分をこまめにとるなどの熱中症対策が重要になりそうです。
●来週は夜の気温が下がりにくい 涼しい寝具の準備を
明日6日の朝は、近畿では17℃前後まで気温の下がる所が多いですが、来週は最低気温が20℃を下回る所が少なくなる見込みです。夜の気温が下がりにくくなるため、これまでと同じ寝具では寝苦しさを感じる日がでてくるでしょう。今週のうちに、晴れ間を利用して、夏用の布団や寝間着の準備をしておくとよさそうです。
●熱中症予防のポイント
この先は熱中症予防が重要になります。以下のポイントを心がけ、熱中症を予防してください。
① 日頃から体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど十分ご注意ください。
