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6月の星空・天文情報 3日は月面「X」を探そう 11日満月「ストロベリームーン」


6月は梅雨の季節ですが、夜空に魅力的な天文現象が観測できます。6月21日は夏至で最も夜が短く、6月末は日没が遅いため、火星や1等星を楽しむのに適しています。特に火星はしし座のレグルスに接近し、色の対比が美しいです。また、金星は6月1日に西方最大離角を迎え、「明けの明星」として目を引きます。3日には月面に「X」の文字が浮かび上がる現象が観測できるほか、11日の満月は「ストロベリームーン」と呼ばれます。これらのイベントを楽しむには、天候が重要ですので、晴れ間を活かしてください。

6月の星空や天文情報です。梅雨のシーズンですが、1等星や月と惑星の共演が楽しめるでしょう。火星がしし座のレグルスに大接近、東の空の金星の圧倒的な輝きには注目です。また、3日の月面「X」に期待。

●梅雨の晴れ間に見える星は? 6月の夜空は、春と夏の星座が共に輝く

6月21日は、1年で最も夜が短い夏至の日です。6月の終わり頃は、日が暮れるのが最も遅い季節でもありますが、空がようやく暗くなった頃、西の空には赤っぽく輝く火星が見えます。

また、空を見渡すと春の星座が西に傾き、東からは夏の星座が顔をのぞかせます。
オレンジ色の「うしかい座」のアークトゥルスと、青白い光の「おとめ座」のスピカ、「しし座」のデネボラで作る「春の大三角」が南西の空に広がっています。
一方、東の空には、青白く輝く「こと座」のベガ、「わし座」のアルタイル、「はくちょう座」のデネブで作る「夏の大三角」。
雲の隙間に明るく輝く星を見つけたら、色を確認してみましょう。

●1日 金星が西方最大離角

「明けの明星」シーズンは、10月いっぱいくらいまで続きます。
6月1日に西方最大離角を迎えます。
日の出60分前の高度は低めですが、マイナス4等級の圧倒的な輝きが早起きの人々の注目を集めそうです。

●3日 月面に浮かぶ「X」の文字

3日22時51分頃、月面に「X」という文字が見られます。

「月面X」とは、ブランキヌス、ラカイユ、プールバッハの3つのクレーターの境界部分に、上弦の月の頃、真横から太陽光が当たることで「X」の文字が浮かび上がって見える現象です。
2025年は、6月3日のほかにあと3回(8月1日、9月29日、11月27日)良い観測条件のもとで見られるでしょう。
見るには、望遠鏡が必要です。

●11日は満月 「ストロベリームーン」

11日16時44分(日本時間)に満月を迎えます。

満月には英語圏で様々な呼び名があります。6月はイチゴの収穫が最盛期を迎える頃で「ストロベリームーン」と呼ばれます。そんな名前を思い浮かべながら、満月を眺めるのも良さそうです。

【参考サイト】
The Old Farmer's Almanac
AstroArts

●17日頃 火星とレグルスが大接近

6月17日頃、火星がしし座の1等星レグルスに最も接近します。

この時の火星とレグルスの明るさは同程度で、よく似た明るさの2天体の共演になります。火星は赤っぽく、レグルスは青白く輝いているので、色の対比が非常に美しいです。

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