
今日21日(水)は、北陸や山陰を中心に早いペースで気温が上昇中。石川県では午前9時前に30℃以上となった所も。午後も東北南部や北陸などで5月とは思えない暑さが続くでしょう。また、関東や東海は昨日より湿度が高く、体にこたえる蒸し暑さです。こまめに水分を摂る、風通しをよくするなど、熱中症対策を忘れないようにしましょう。
●朝から気温グングン上昇 午前9時前に30℃突破も
今日21日(水)は、朝から日差しが届いている北陸や山陰を中心に早いペースで気温が上昇しています。
石川県小松市では午前8時50分に30.8℃、金沢市では午前8時56分に30.0℃に達するなど、すでに真夏日になっている所もあります。
午前11時までの最高気温は、富山市32.6℃、鳥取市32.2℃、石川県小松市32.1℃など、多くの所で今年これまでで一番の暑さとなっています。
東京都心は28.5℃と、昨日と比べるとやや低いものの、最小湿度は60%台と、蒸し暑くなっています。
●午後も季節先取りの暑さに注意 こまめに水分補給を
午後も日差しが届く東北南部や北陸では、気温がさらに上がるでしょう。真夏日地点が増えて、北陸では今年一番の暑さが続出しそうです。関東甲信や東海も昼過ぎまでは晴れる所が多く、蒸し暑さが続くでしょう。
近畿や中国地方は次第に雲が厚くなるため、日差しの暑さはないものの、気温も湿度も高く、不快な蒸し暑さでしょう。室内では除湿器を使う、風通しをよくするなど、気温だけでなく湿度も調節するとよさそうです。
●1日の中で気をつけたい熱中症予防のポイント
朝起きてから夜眠るまで、1日の内には熱中症に気をつけたい様々な場面があります。その日の温度・湿度など身の回りの環境を知ることと併せて、自分の行動パターンに合わせた対策を行いましょう。
①起床時
疲労、睡眠不足、風邪、二日酔いなどで体調がすぐれないときは、1日無理をしないようにしましょう。また朝ごはんをしっかりと食べ、丈夫な体をつくることも大切な予防のポイントです。こまめに水分補給を行い、普段の食事から適度に塩分を摂るようにしましょう。
②外出中
帽子や日傘で直射日光を防ぎ、なるべく日かげを選んで歩きましょう。体調不良を感じる前から、こまめに休憩を取ることも大切です。また車移動の場合には、冷房を入れて車内環境を涼しく工夫しましょう。
③帰宅後
帰宅後、室内の温度・湿度が高くなっている場合には、冷房機器を適切に使用し室内を涼しくしましょう。汗をかいた服は着替え、冷房機器や冷却グッズなどで体を冷やして、休息を取りましょう。
④ 睡眠時
閉め切った室内では夜間でも室温が上がってしまう場合があります。適切に冷房機器を使用し快適な睡眠環境を作りましょう。寝る前には水分補給を行い、枕元に飲料を置いておくと良いでしょう。