
明日22日(火)の明け方は、水星が太陽から最も離れ「西方最大離角」となり、見えやすくなります。ただ、水星の高度が低いため、東の空が開けた所で観察しましょう。金星を目印にして、双眼鏡などで探すとよさそうです。北海道から関東、中国、四国は晴れる所が多く、観察によいでしょう。
●明日22日は水星が「西方最大離角」
明日22日(火)の明け方は、水星が「西方最大離角」となります。「西方最大離角」とは、太陽から西側に最も離れて見えやすくなる時のことを言います。
地球の内側を公転する水星は見かけ上、太陽から大きく離れることがなく、日の入り後の西の空、もしくは日の出前の東の空にしか見ることができません。今回のように、太陽から西側に最も離れる「西方最大離角」の時には、いつもは見えにくい水星を、日の出前の東の空で見ることができます。
ただ、水星の高度がかなり低いうえに、水星が地平線から昇ってくる頃には、空は少しずつ明るくなりはじめています。ひと際明るく輝く金星の位置を目印にして、双眼鏡などで探してみてはいかがでしょうか。
なお、明日22日(火)の日の出は、東京が午前5時00分、大阪が午前5時18分です。
●広い範囲で観察チャンス
明日22日(火)明け方の天気は、北海道から関東と、中国、四国で晴れる所が多く、観察によいでしょう。東海や近畿と九州は気圧の谷の影響で雲の広がる所が多いものの、雲には切れ間もありそうです。沖縄も本島地方は雲が広がりますが、先島地方では晴れる所もあるでしょう。
ひと頃に比べて、朝は冷え込みがだいぶ緩んできました。少し早起きをして空を見上げてみてはいかがでしょうか。