
昨日18日20時19分頃に長野県北部を震源とする最大震度5弱の地震がありました。ここ1週間(4月12日10時30分~19日10時30分)に観測した地震の回数は、震度1以上が86回でした。長野北部以外では大分県中部や西表島付近でも最大震度3を観測しています。日頃から地震への備えを心がけてください。
●昨日18日は長野県北部で最大震度5弱の地震
昨日18日20時19分頃に長野県北部を震源とする最大震度5弱を観測する地震がありました。
長野県の大町市や小川村、筑北村では震度5弱を観測し、関東から近畿にかけて震度1~4の地震を観測しました。また、今日19日11時現在、長野県北部周辺では震度1以上の地震を50回近く観測し、19日1時2分頃には最大震度4、1時53分頃や2時41分頃には最大震度3の地震がありました。
気象庁では、この地域では過去に、地震発生から1週間程度は同程度の地震が続発した事例があるため、1週間程度は最大震度5弱程度の地震に注意するとともに、この2~3日程度は強い揺れの地震が発生することが多くあるため、落石やがけ崩れなどに注意を呼び掛けています。
●この一週間の地震回数
日本全体では、ここ1週間(4月12日10時30分~19日10時30分)に観測した地震の回数は、震度1以上が86回でした。
そのうち、長野北部周辺以外で、震度3以上を観測したのは、2回です。
4月18日午前5時10分頃には、西表島付近を震源とするマグニチュード4.3の地震が発生し、沖縄県竹富町で震度3を観測しました。
また、同日午前8時57分頃には大分県西部を震源とするマグニチュード3.7の地震が発生し、大分県別府市では震度3を観測しました。
●ハザードマップや避難所の確認をする
地震に備え、ハザードマップを確認して、土砂災害や液状化現象の危険性の高い場所を確認しておきましょう。国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットからハザードマップを入手することが可能です。ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認してください。地盤によって揺れる大きさが変わります。「地震のゆれやすさ全国マップ」を確認して、心づもりをしておきましょう。周辺地域で過去に起きた震災を把握し、危険意識を日頃から持っておくようにしてください。