
今日19日(土)は季節はずれの暖かい空気が流れ込み、気温上昇。東海や関東甲信などで最高気温が30℃以上の真夏日予想。名古屋や東京で熱中症「警戒」レベル。4月でも万全な対策を。
●速いペースで気温上昇
今日19日(土)は、6月頃に流れ込むような暖かい空気が列島を覆い、関東甲信では真夏レベルの暖気が流れ込む所もあるでしょう。日中は広い範囲で晴れて、速いペースで気温が上がります。熱中症情報では「注意」の所が多く、那覇と名古屋、東京で「警戒」となっています。まだ暑さに慣れていない時期で、熱中症にかかるリスクが高まるでしょう。
最高気温は沖縄や九州から東北南部で25℃以上の夏日の所が多く、内陸部を中心に30℃くらいまで上がりそうです。近畿から東北にかけては昨日18日(金)より高く、名古屋と甲府は30℃と真夏日になるでしょう。東京都心は、昼前には気温が25℃を超えて、最高気温は28℃。7月上旬並みで、今年一番の暑さになりそうです。
外のレジャーを予定されている方は、ペットボトルや水筒に入った飲み物を用意して、いつでも水分補給ができるようにしてください。日傘や帽子で日差しを遮る工夫。日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
●週明けも暑さ続く
明日20日(日)以降も、この時期としては気温の高い日が多いでしょう。週明けも、九州から関東を中心に汗ばむほどの陽気が続きそうです。
22日(火)は西から天気が下り坂となり、23日(水)にかけて全国的に雨が降りそうです。この雨でいったん暑さが収まるののの、24日(木)は名古屋や東京都心などで、再び最高気温が25℃以上の夏日に。甲府は30℃近くまで上がるでしょう。
●暑くなる前から始めよう 熱中症予防
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど十分ご注意ください。