
東海地方は、この先は気温が高めで、特に、明日19日は季節外れの暑さとなりそうです。まだ、体が暑さに慣れていない時期ですので、水分補給や休憩をこまめにとるなどして、お出掛けの際は熱中症に十分な注意が必要です。
●明日19日 最高気温30℃近くまで上がる所も 急な暑さに注意
昨日17日は、名古屋で今年初めての夏日(最高気温25℃以上)となりました。今日18日は、雲が多く、気温の上がり方は少し抑えられています。
ただ、明日19日は、今日18日よりも暖かな空気が日本付近に流れ込み、朝からよく晴れるため、気温が上がりそうです。最高気温は、名古屋や岐阜、高山で29℃予想です。広い範囲で夏日(最高気温25℃以上)が予想され、30℃近くまで上がる所もある見込みです。
また、黄砂の飛来が予想されます。帰宅の際は、玄関を入る前に洋服や髪の毛についた黄砂や花粉を、しっかりと払い落とすことを心がけてください。
●名古屋 4月の暑さの記録
名古屋では、4月に真夏日(最高気温30℃以上)を観測したのは、過去2回あります。また、最も早い真夏日は4月22日です。明日19日は、過去の暑さの記録に迫るような気温が観測されるかもしれません。体がまだ暑さに慣れていない時期ですので、熱中症には十分な注意が必要です。
●20日(日) 一部でにわか雨
20日(日)は、気圧の谷や湿った空気の影響を受けますが、大きな天気の崩れはないでしょう。
雲が多いながらも晴れ間がありそうです。岐阜県を中心に、雨の降る時間がありますが、大雨の心配はない見込みです。土曜よりも日差しが少ないため、気温の上がり方は鈍くなりますが、それでも最高気温は25℃前後まで上がり、汗ばむ陽気となりそうです。
●向こう1か月 高温傾向
昨日17日、気象庁から発表された1か月予報によりますと、この先、向こう1か月の平均気温は平年より高くなる見込みです。目先、4月下旬は、日本付近には断続的に暖かな空気が流れ込みやすく、また、晴れる日が多いため、気温が上がりやすいでしょう。夏日(最高気温25℃以上)が増え、暑い日が多くなりそうです。体調管理には一層気をつけましょう。
●暑くなる前から始めよう 熱中症予防
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。