
東海地方は、昨夜(14日)から大気の非常に不安定な状態が続いています。今日15日は午前中から、あちらこちらで雨雲が発達しています。天気が急変する恐れがあるため、屋外の活動は十分な注意が必要です。
●今日15日も不安定続く 天気が急変する恐れ
上空に強い寒気を伴った低気圧は、動きがゆっくりで、日本海を北東に進んでいます。夜には、北日本方面へ進む見込みです。東海地方の上空には、昨日14日よりも、より強い寒気が流れ込んでいます。また、地上付近は、湿った空気が流れ込んでいるため、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。
東海地方は、夕方にかけて、広い範囲で天気が変わりやすいでしょう。一旦晴れ間が出た所でも、再び雨や雷雨の恐れがあります。竜巻などの激しい突風、ひょうにも十分注意してください。
「急に真っ黒な雲が近づいてくる」「雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」などの現象は、天気急変のサインです。すぐに建物内に移動するなど、安全確保に努めましょう。
●不安定な天気いつまで? 今夜(15日)~明日16日の天気
【今夜(15日)】
今夜(15日)も、岐阜県を中心に、低気圧や寒気の影響が残る見込みです。雨や雪が降り、積雪となる所もありそうです。降雪量は、それほど多くないですが、路面状況に注意が必要です。その他の地域では、大気の不安定な状態が次第に解消するため、大体晴れるでしょう。
【明日16日】
明日16日は、岐阜県は午前中は雲が多く、雨や雪の降る所がありますが、午後は次第に広く晴れそうです。その他の地域は、一日を通してよく晴れるでしょう。朝は、寒気の影響で、今朝(15日)よりも冷えそうです。昼間は、日差しの暖かさが感じられて、過ごしやすいでしょう。
●落雷リスクが大きい場所とは?
開けた平らな場所にいて、周囲のものよりも自分が高くなると危険です。校庭、テニスコート、ゴルフ場、田畑、河川敷、海水浴場(海上含む)、プールなどに居る場合は急いで避難する必要があります。身に着けている時計、アクセサリー、眼鏡などの金属類を外しても落雷を阻止する効果はほとんど変わりません。
鉄筋コンクリートの建物の中、自動車内、避雷小屋などに避難しましょう。窓から離れた建物の中央付近に避難してください。雷が鳴っているときは、突風が吹くこともあり、窓ガラスが割れる恐れがあります。
●週間 予想最高気温 17日(木)~19日(土)は夏日続出
寒気は次第に抜けて、17日(木)から19日(土)にかけては、暖かな空気が優勢となるでしょう。大気の状態も比較的安定しているため、各地で晴れる時間が長く、気温が上がりそうです。夏日(最高気温25℃以上)が続出するでしょう。昼間は、半袖で過ごせるくらいの汗ばむ陽気となりそうです。ただ、朝晩と昼間の気温差が大きくなるため、調節しやすい服装を心がけてください。また、体が暑さに慣れていない時期です。急な暑さで体調を崩さないよう気をつけましょう。