
明日11日も東日本や北日本を中心に大気の状態が不安定。特に関東を中心に午後の発雷確率が高め。激しい雨や落雷、竜巻などの突風、ひょうの恐れがあるため、天気が急変したら早めに頑丈な建物に避難を。天気が回復する西日本も気温が上昇する午後は、局地的に雨や雷雨。
●今日10日 あちらこちらで雷雨 沖縄県で滝のような雨を観測
今日10日(木)は、前線が東シナ海から南西諸島にかけてのびており、南西諸島では、前線に向かって高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んでいます。また、西日本や東日本の上空には寒気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定で、あちらこちらで積乱雲が発達しやすい気象条件となっています。
活発な雨雲がかかっている沖縄県では八重山地方を中心に発達した雨雲がかかり、石垣市伊原間では午後2時48分までの1時間に52.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。
また、午後5時現在、九州から東海、北陸にかけて局地的に活発な雨雲がかかり、九州や中国地方、近畿の一部に「竜巻注意情報」が発表中です。発達した雨雲の下では、落雷や竜巻などの突風、ひょうの恐れがありますので、帰宅時間帯は天気の急変に十分ご注意ください。
●明日11日 関東は激しい雨や雷雨に注意 東海以西で初夏の陽気
明日11日(金)は、沖縄は天気は回復して朝から晴れるでしょう。
九州から近畿、東海は明け方には雨はのやむ所が多くなりそうです。最高気温は23℃前後まで上がりますが、気温が上昇するとともに再び大気の状態が不安定となるでしょう。日中は局地的に雨や雷雨となるため、空の変化に注意をしてください。
関東は天気が変わりやすく、午前より午後は雨のエリアが広がるでしょう。激しい雨が降ったり、雷を伴う所もあるでしょう。朝、薄日が差していたとしても、歩きやすい靴やレインコートなどを準備しておくと良さそうです。
東北や北海道は日本海側は次第に晴れますが、太平洋側ほど雨が降りやすく、ザっと強まる所もあるでしょう。
●12日~13日 西から荒天 九州では警報級暴風の恐れも
12日(土)には早くも次の低気圧や前線が西から近づき、雨や風が強まるでしょう。
九州は早ければ朝から雨で、夜には近畿まで雨雲が広がる見込みです。雨だけでなく風も強まり、荒れた天気となるでしょう。九州北部は12日には警報級の暴風となる可能性が「中」程度ある見込みです。傘をさしていても濡れてしまうような横殴りの雨となりますので、外出の際は十分ご注意ください。
13日(日)は東海や関東も朝から雨で、沿岸部ほど雨風ともに強まるでしょう。午後は東北や北海道にも雨雲が広がる見込みです。
今日10日(木)は仙台で桜満開の便りが届きました。この先も短い周期で雨が降りますが、満開になったばかりの所では桜がすぐに散ってしまうことはなさそうです。
関東から西はいよいよ桜は見納めとなる所が多く、若葉のシーズンへ季節が移ろうでしょう。