
東海地方も、桜(ソメイヨシノ)の開花の便りが続々と届いています。東海地方の気象官署では、昨日(25日)は岐阜市で、今日26日は名古屋市と静岡市で、開花発表がありました。桜の花が咲き進む陽気が続いていますが、週末は気温が急降下し、寒の戻りとなりそうです。お花見は、天気と気温を確認して計画するようにしましょう。
●今日26日 桜開花の便りが続々
名古屋市は、平年より2日遅く昨年より2日早い開花で、静岡市は、平年より2日遅く昨年より4日早い開花です。また、浜松城公園でも今日26日開花となるなど、気象官署以外の所でも、桜の花が咲き始めている様子が見られます。
●今日26日 あちらこちらで夏日 桜の花も咲き進む
今日26日は、桜の花もどんどん咲き進むような、この時期としては、かなり気温が上がっています。午前中から、あちらこちらで夏日(最高気温25℃以上)を観測し、3月の1位の値を更新している地域もあります。
今夜(26日)にかけても、晴天が続くでしょう。スギ花粉とヒノキ花粉の大量飛散に加え、黄砂が飛来しています。花粉や黄砂をできるだけ防ぐために、マスクやメガネを活用し、帰宅の際は払い落とすなど対策をしましょう。
●明日27日は天気下り坂 28日(金)にかけて前線通過
明日27日は、天気は下り坂となるでしょう。西から低気圧や前線が近づき、暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。昼頃まで晴れ間の出る所もありますが、朝から雲が多いでしょう。午後は、雲が厚くなり、早い所では夕方から雨が降りだす見込みです。夜遅くは、本降りの雨になる所もあるでしょう。
28日(金)は、前線が本州付近を通過し、暖かく湿った空気の流れ込みが強まる見込みです。未明から明け方頃は発達した雨雲がかかり、雨脚が強まるでしょう。朝には止む所が多くなりますが、昼頃まで雨の残る所がありそうです。午後も、前線の影響が残るため雲はとれにくく、スッキリしないでしょう。また、前線通過後は、北寄りの風が強く吹く見込みです。
曇りや雨でも気温は高めで、最高気温は平野部では20℃を超えるでしょう。開花前の地域では、桜の開花を促す「催花雨」となりそうです。
●週末は気温急降下 週間天気
29日(土)は、晴れる所が多いでしょう。静岡県では、風の収束や湿った空気の影響で、中部や東部、伊豆では雲が多く、雨の降る時間がある見込みです。岐阜県の飛騨北部などは、寒気の影響で雪の降る時間がありますが、降雪量は少ないでしょう。
30日(日)も、晴れる所が多くなりそうです。静岡県では、風の収束や湿った空気の影響で、中部や東部、伊豆では雲が多く、雨や雪の降る時間があるでしょう。土曜よりも、上空の寒気が強まるため、静岡県の標高の高い山沿いは雨から雪に変わり、積雪となる所があるため注意してください。岐阜県の飛騨北部などは、日本海を進む低気圧や寒気の影響で、雪が降る見込みです。土曜よりも雪の降る時間は長くなりますが、降雪量は少ないでしょう。
週末は、徐々に冷たい空気が入ってくるため、30日(日)をピークに寒の戻りとなりそうです。来週前半にかけて、寒気の影響で、気温は平年を下回りそうです。寒暖差で体調を崩さないよう気をつけてください。桜が開花した地域では、気温が少し低くなるため、満開になるまで時間がかかるでしょう。お花見を長い期間楽しむことができそうです。