
今日9日(日)昼過ぎ、埼玉県など関東地方では、花粉が大量に飛んでいる時に見られる「花粉光環」が出現しています。10日(月)以降も関東や九州では花粉の飛散量が「極めて多い」所があるでしょう。
●スギ花粉ピーク 大量飛散により花粉光環が出現
今日9日(日)昼過ぎ、埼玉県など関東地方では、花粉が大量に飛んでいる時に見られる光の輪「花粉光環」が出現しています。
関東から九州にかけては、スギ花粉の飛散がピークを迎えています。今日9日(日)は雪や雨が上がり晴れ間が広がっている東京都豊島区からも太陽の周りにうっすらと虹色の環が見えます。
●10日以降 関東や九州では花粉が極めて多く飛ぶ所も
明日10日(月)は、高気圧に覆われて晴れる所が多く、日中は3月らしい陽気となるでしょう。花粉の飛散量は、東京など関東全域や静岡県など東海の一部で「極めて多い」予想です。
11日(火)は曇りや雨で花粉の飛散が抑えられるものの、12日(水)には九州で、14日(金)には関東でも「極めて多く」飛ぶ所があるでしょう。天気予報で雨マークとなっている日も油断できません。雨の降る時間が短かいと、花粉の飛ぶ量が増えることがありますので、注意が必要です。
●帰宅後の花粉対策 室内の花粉を減らすために
花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。そのためには、室内に入る花粉を減らすよう、以下のことを心がけましょう。
① 花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると、大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。感染症対策として、換気をする機会も多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
② 床やカーテンなどには、花粉が多数付着している可能性があります。濡れた雑巾やモップなどを使って、こまめに拭き掃除をしましょう。カーテンは、定期的に洗濯をするのがおすすめです。
③ 花粉が大量に飛ぶと予想される日には、なるべく洗濯物や布団を外に干すのは避けるか、外に干した場合は、花粉をしっかり払い落してから、取り込みましょう。