
今日5日も多くの所で雨や雪。ただ、西日本では天気が回復に向かい、花粉の飛ぶ量が増える。九州は「極めて多い」予想。
●鹿児島と福岡「極めて多い」 広島と高知「非常に多い」
今日5日(水)も、前線や低気圧の影響で雨や雪の降る所が多いでしょう。
西日本では天気が回復に向かい、九州や中国、四国は雲の間から日が差す見込みです。近畿は厚い雲に覆われたままですが、雨はやみます。このため、花粉の飛ぶ量が増えるでしょう。
鹿児島と福岡をはじめ、九州の広い範囲で、最も上のランクの「極めて多い」予想に。広島と高知を含め、中国と四国は「非常に多い」または「多い」予想。近畿は、やや多く飛ぶ見込みです。
花粉症の方は、対策を万全になさってください。
●週間花粉飛散予測 来週は東京都心も「極めて多い」
6日と7日は、本州の日本海側は所々で雪や雨が降りますが、そのほかは曇りまたは晴れ。九州や関東を中心に、花粉の飛散量が増えるでしょう。
8日は、関東をはじめ本州の太平洋側で雨の所がありますが、9日と10日は、ほぼ全国で晴れて花粉の飛散量が増えそうです。10日は、東京都心をはじめ、関東の広い範囲で「極めて多い」予想となっています。
11日は、西から雨雲が近づき、九州や中国、四国では花粉の飛散が落ち着くでしょう。関東は引き続き「極めて多い」予想で、北陸も飛散量が増えるでしょう。これまで、あまり花粉症の症状が出ていなかった方も、今後は本格的な対策が必要になりそうです。
●外出時の花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。