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スギ花粉 今日27日は飛散量増加 東京をはじめ「多い」地域も 対策を万全に


3月27日、関東から九州で晴天の影響により、スギ花粉の飛散が増加しています。気温が平年より高く、花粉症の方には特に注意が必要です。特に静岡、東京、高知、福岡などでは飛散量が非常に多くなる予報です。対策として、マスクや花粉症用メガネの使用、衣類に工夫が求められます。3月2日まで晴天が続き、花粉の量は増加する見込みですが、3日と4日は雨が飛散を一時的に抑えるでしょう。スギ花粉は3月上旬から中旬、ヒノキ花粉は3月下旬から4月上旬にかけてピークを迎える予測です。毎日の花粉情報を確認し、万全な対策を心掛けてください。

今日27日(木)の日中は広く晴れて気温上昇。関東から九州にかけて、スギ花粉の飛散量が「やや多い」または「多い」予想。花粉症の方は、マスクやメガネなどで対策を。

●広く晴れ 気温上昇 スギ花粉の飛散が本格化

今日27日(木)の日中は、ほぼ全国で晴れるでしょう。最高気温は平年より高めの所が多い予想。暖かさに誘われて、スギ花粉の飛ぶ量が増えそうです。

関東から九州にかけて、広い範囲でやや多く飛ぶ見込みで、東京や高知、福岡など「多い」所もあるでしょう。静岡では「非常に多い」予想となっています。
福島県内をはじめ、東北南部でも「多い」所があるでしょう。

花粉症の方は、外出時にマスクやメガネを着用するなど、対策を万全になさってください。

●3月2日(日)にかけて 飛散量が更に増加

明日28日(金)から3月2日(日)にかけても晴れる所が多く、気温が平年を上回るでしょう。
関東から九州にかけて、花粉が飛びやすく、東京と高知では非常に多く飛ぶことが予想されます。
3日(月)と4日(火)は、広い範囲で雨が降るため、花粉の飛散は抑えられるでしょう。
それもつかの間、5日(水)には西日本を中心に飛ぶ量が増えそうです。

●スギ花粉・ヒノキ花粉のピーク予測

間もなく、広い範囲でスギ花粉の飛散がピークとなるでしょう。
九州から関東にかけて、3月の前半がピークで、東京をはじめ、3月下旬まで続く所もありそうです。
北陸と東北も、3月上旬のうちにピークを迎え、3月中旬から下旬まで続くでしょう。

ヒノキ花粉のピークは、3月下旬から4月上旬の所が多い予想です。

風が強く吹く日や、急に暖かくなる日は、特に花粉の飛ぶ量が増えて、最も上のランクの「極めて多い」に達する地域もあるでしょう。日々の花粉情報や気象情報を確認しながら、対策を心がけてください。

●外出時の花粉対策

花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。

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