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季節はようやく春へ 東海でスギ花粉の本格飛散スタート なだれや落雪に注意


東海地方の寒波が北へ去り、今週は気温が上昇し、暖かい日が続く見込みです。この暖かさに伴い、スギ花粉の飛散が増え、静岡県を中心に「非常に多い」日が予想されています。花粉症対策が重要です。また、積雪の多い地域では、雪解けによるなだれや屋根からの落雪、冠水に注意が必要です。今後、半月にわたり大きな天候の崩れは予想されず、暖かい日が多くなる見通しですが、3月2日からは低気圧の影響で雨が増える可能性があります。積雪の影響で災害のリスクがあるため、十分な注意と対策が求められます。

長く居座っていた寒波は、ようやく北へ抜け、今日25日の東海地方は、穏やかに晴れて日差しが暖かくなっています。今週は日増しに気温が上がり、暖かい日が多くなりそうです。気温の上昇に伴い、スギ花粉の本格飛散が始まる見込みです。花粉症の方は対策を万全にしてください。また、積雪が多い地域では、なだれや屋根からの落雪、雪解けによる災害に注意してください。

●各地の積雪状況

3連休中は、東海地方の平野部でも雪が降り、積雪となった所がありました。
平野部の雪は解けましたが、岐阜県の飛騨北部や郡上市山間部、西濃の山沿いでは多くの雪が残っています。今日25日正午現在の積雪の深さは、白川村で240センチ、飛騨市河合で191センチ、郡上市長滝で111センチ、飛騨市神岡で85センチ、本巣市樽見で45センチ、高山市で20センチを観測しています。
昨年の同じ時期の白川村を見ますと、積雪の深さは22センチでした(2024年2月25日午前11時)。近年では、2月後半は積雪が少なくなる時期でしたが、今年は2度の大寒波により、積雪が多くなっています。
なだれや屋根からの落雪、雪解けによる災害、路面状況の悪化に、引き続き注意してください。

●2週間天気前半:26日(水)~3月4日(火) スギ花粉の飛散増

この先、3月1日(土)にかけて、大きな天気の崩れはなさそうです。

今日25日は、夕方にかけて、飛騨北部も含め広い範囲で晴天が続く見込みです。夜は、上空の気圧の谷が西から近づくため、雲が広がりますが、天気の崩れはないでしょう。
明日26日は、上空の気圧の谷が通過するため、朝にかけて雲が多くなりそうです。日中は、晴れる所が多いでしょう。ただ、岐阜県では、気圧の谷の通過や寒気の影響で、飛騨地方を中心に雪の降る所がありますが、大雪の心配はなさそうです。
27日(木)は、高気圧に覆われるため、一日を通して晴れるでしょう。
28日(金)は、湿った空気の影響で、午前中は雲が広がりやすく雨の降る所がありそうです。午後は、大体晴れるでしょう。
3月1日(土)は、高気圧に覆われるため、一日を通して晴れるでしょう。
ただ、2日(日)からは、天気の傾向が変わり、低気圧や前線の影響で、雨の日が多くなる見通しです。南から暖かな空気が流れ込むため、山間部でも雨が降る時間が長くなりそうです。降水量が多くなる可能性もあるため、ご注意ください。

気温は、3月1日(土)をピークに、暖かい日が多いでしょう。南の海上に中心を持つ高気圧に覆われて、暖かい空気が流れ込むため、気温が上がりやすくなりそうです。

スギ花粉の飛散量は、先週は「少ない」や「やや多い」程度でしたが、今週は、静岡県で「非常に多い」日がありそうです。気温の上昇に伴い、静岡県を中心に飛散量が増える見込みです。各地の飛散量は、東海地方の週間花粉飛散情報を参考にしてください。花粉症の方は、これまで以上に対策をしっかりしましょう。

●2週間天気後半:3月5日(水)~10日(月) 平野部の寒の戻りはなさそう

5日(水)は、低気圧や前線が東へ離れ、6日(木)にかけて、西高東低の気圧配置となる見込みです。寒気が少し入るため、高山などでは、雪が降るでしょう。7日(金)以降は、高気圧圏内がしばらく続くため、晴れる時間が長いですが、にわか雨やにわか雪はありそうです。
極端に寒い日はなく、晴れる日の日中は気温が上がるでしょう。ただ、朝晩と昼間の寒暖差が大きくなるため、服装選びに気をつけてお過ごしください。

●急な雪解け 注意点は?

暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

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