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長く続く大寒波の影響は、明日22日からの3連休が峠となりそうです。東海地方は、明日は再び大雪のピークになる見込みです。お出掛けの際は、最新の気象情報と交通情報に注意してください。連休明けは、一気に気温が上昇し、来週は暖かい日が多くなりそうです。
●3連休も寒さと雪の影響が続く
3連休にかけても、上空1500メートル付近は、マイナス9℃以下(平野部で雪の降る目安はマイナス6℃以下)の強い寒気が、東海地方を覆うでしょう。各地で厳しい寒さが続き、雪の影響を受ける見込みです。
特に、明日22日は、風の収束に伴う発達した雪雲のエリアが、東海地方にもかかる予想です。岐阜県を中心に、局地的に雪の降り方が強まる恐れがあります。お出掛けの際は、最新の気象情報と交通情報を、こまめに確認するようにしてください。
●【岐阜県】3連休の天気
3連休の中で、明日22日は、岐阜県の広い範囲で雪が降るでしょう。美濃地方の平野部でも、夕方にかけて雪が降りやすく、積雪となる所がある見込みです。発達した雪雲が流れ込み、局地的に雪の降り方が強まる時間がありそうです。特に、西濃の山沿いで降雪量が多くなる恐れがあります。
23日(日)と24日(月)は、明日22日よりも雪の範囲は狭くなりますが、飛騨北部や郡上市、西濃の山沿いを中心に所々で雪が降り、積雪がさらに増える所があるでしょう。
積もっていた古い雪の上に、新たに多くの雪が降り積もる見込みです。表層の雪が滑り落ちる「表層なだれ」が発生しやすくなるので注意が必要です。屋根からの落雪や、積雪や路面の凍結による交通障害、電線や樹木への着雪にも注意してください。
●【愛知県・三重県・静岡県】3連休の天気
【愛知県】
明日22日は、朝晩は大体晴れますが、日中を中心に雪雲が流れ込み、雪の降る所がある見込みです。名古屋市内も、昼過ぎにかけて雪が降りやすいでしょう。平野部での積雪の可能性は低いですが、山沿いでは積雪となる所がある見込みです。スキー場に行かれる方は、車のスリップ事故に十分注意してください。
23日(日)から24日(月)も、所々でにわか雪はありますが、各地、晴れる時間が長いでしょう。
連休中は、朝は氷点下の冷え込みが続き、昼間も10℃に届かず、厳しい寒さとなりそうです。風を通しにくい服装、マフラーや手袋などで、しっかり防寒しましょう。
【三重県】
明日22日は、日中を中心に、南部も含め広い範囲で、雪が降るでしょう。山沿いや北部では、積雪となる所がある見込みです。23日(日)から24日(月)は、雪の範囲は狭くなりますが、山沿いや北中部を中心に雪の降る時間があり、積雪となる所があるでしょう。
【静岡県】
明日22日から24日(月)は、広い範囲で晴れますが、一部で天気の崩れがありそうです。西部と中部の山沿いで雪が降り、積雪となる所があるでしょう。また、東部と伊豆では、風が収束して雲が出来やすいため、雪や雨の降る所がある見込みです。
●週間天気 連休明けは気温上昇
連休明けの25日(火)は、朝は寒気の影響が残るため、広く氷点下の冷え込みとなるでしょう。日中は、風も比較的穏やかで、日差しが暖かく感じられそうです。
長い寒波が終わり、ようやくホッとできそうですが、スギ花粉の飛散に注意が必要になります。連休明けから、静岡県や三重県では、飛散量は「やや多い」や「多い」予想です。
また、一気に気温が上昇し、気温の高い日がしばらく続くため、積雪の多い地域では雪解けが進むでしょう。なだれや屋根からの落雪に注意してください。
●雪道の運転 注意するポイントは
雪道で、車を運転する場合は、スノータイヤを装着し、急発進、急停車にならないよう、普段よりもゆっくり慎重に運転してください。車間距離は普段の倍以上とりましょう。トンネルの出入り口や橋の上などは路面が凍結しやすいため、特に注意が必要です。通行止めや渋滞の情報をあらかじめ確認してから出かけましょう。
2輪車(バイクや自転車)は転倒のおそれが非常に高いため、運転しないでください。公共交通機関を利用する場合は、間引き運転や減速運転により、普段より時間がかかり、混雑することが予想されます。運行情報や迂回ルートを確認してから行動してください。
大雪のピークが過ぎてないときに行動すると、大きなケガにつながったり、帰宅困難になったりします。慎重に行動してください。