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寒暖差の大きい2月。関東は、強烈寒波の影響で18日(火)から再び厳しい寒さとなり、10年に1度レベルの低温に。晴れても冷たい北よりの風が吹きつけ、北部の山沿いでは大雪に警戒を。
●激しい寒暖差 週末にかけて3月並み
関東は1年の中で最も寒い時期を過ぎても、寒気の影響で気温のアップダウンが大きくなっています。
上の図は、2月の東京都心の最高気温をグラフで表したものです。2月上旬は今シーズン最強寒波の影響で、10℃に届かなかった日が5日間あり、最も気温が低かったのが2日(日)の8.8℃。最低気温が0℃未満の冬日になったのが4日間あり、朝晩は凍てつくような寒さになりました。
また、昨日13日(木)は日中を中心に北よりの風が吹き荒れ、朝からじわじわ気温が低下。今日14日(金)は一転して、東京都心の最高気温は14.5℃(午後4時まで)と、3月中旬並みの暖かさに。16日(日)は沿岸部を中心に雨の降る所がありますが、今週末も平年よりも気温の高い状態が続くでしょう。
●週明け 再び寒波
週明けは再び寒波が襲来し、1週間程度は居座ります。前回は、寒気の流れ込みが弱まった時期がありましたが、今回は平年より気温が低い日が続き、影響が長期間に及ぶでしょう。
来週は日ごとに寒くなり、東京都心の最高気温は17日(月)が15℃、18日(火)は10℃、19日(水)は9℃の予想です。関東甲信の平均気温は、19日(水)頃から平年よりかなり低く、10年に1度レベルの低温となるでしょう。もし、2月の後半(15日~)に東京都心で最高気温10℃未満の日が4日以上続くと、2013年以来12年ぶりのことになります。また、北部の山沿いでは断続的に雪の降り方が強まり、大雪による立ち往生や交通機関の乱れなどに注意が必要です。
26日(水)頃にはようやく寒さが和らぎ、日中の気温は15℃前後まで上がる所が多いでしょう。暖かくなることで、積雪が多い地域では雪崩や屋根からの落雪が起こりやすくなります。また、スギ花粉の飛散量も増えるため、これまで以上にしっかりと対策をしてください。