明日2日(日)は、関東地方では広く雪や雨が降り、山沿いを中心に雪が積もる所もあるでしょう。東京都心でも雪が降る見込みです。交通機関が乱れる恐れもありますので、ご注意ください。
●東京都心も明け方ごろから雪
明日2日(日)は、関東の南に発生する低気圧と、西から近づく別の前線を伴った低気圧の影響を受けるでしょう。関東の上空には平地でも雪を降らせるような強い寒気が流れ込む予想となっています。
関東南部では、早い所では明日2日(日)の未明から雪や雨が降り出すでしょう。雪や雨の範囲は徐々に広がり、明け方には東京都心を含め、関東の広い範囲で雪や雨となりそうです。山沿いや標高の高い所では雪ですが、東京都心など沿岸部では湿った雪または、みぞれの予想となっています。東京都心では大雪になる可能性は低いですが、一部で土の地面が雪で白くなることはありそうです。
昼ごろには気温が上昇し、雪の所も雨に変わるでしょう。雨は夜にかけて断続的に降る見通しです。朝のお出かけの時間は足元が悪くなる所もありそうです。交通機関が乱れる恐れもありますので、時間に余裕を持って行動しましょう。多摩や箱根など標高の高い所では雪が積もりますので、車の運転は冬用のタイヤを装備して、いつも以上に慎重に運転をなさってください。
ただ、関東の雪の予想は難しく、低気圧のコースが少しずれたり、寒気が予想より強くなったりすると、雪の量が増え、降る時間が長くなることもあります。最新の情報を確認し、大雪の恐れが出てきた場合には予定を変更するようにしてください。
●雪の予想
[雪の予想]
1日6時から2日6時までに予想される24時間降雪量(雪の降る量で積雪量ではありません)は多い所で
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 2センチ
甲信地方 3センチ
その後、2日6時から3日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で
関東地方北部の山地 5センチ
関東地方北部の平地 1センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 10センチ
関東地方南部の平地 3センチ
甲信地方 20センチ
●普段は雪の少ない所で「雪」予想 特に注意すべき場所は?
普段、雪に慣れていない方が、雪道を歩く際、特に注意すべき所は4つあります。
1つめは、歩道橋の上や、橋の上です。地面と接していないので、地面からの熱が伝わりにくく、凍結しやすくなります。
2つめは、バスやタクシーの乗り降り場所です。人の乗り降りや、車のタイヤによって、雪が踏み固められると、滑りやすくなります。
3つめは、横断歩道です。多くの人や車が通ることで、雪が踏み固められやすくなるだけではありません。特に、白線部分は、水が染み込みにくく、薄い氷の膜が出来やすいのです。
4つめは、地下への出入り口や、建物への出入り口です。靴の底に付着していた雪が、出入り口付近に残っていることもあります。地下へ降りる時は、段差があるため、更に危険です。
久しぶりの雪ですが、これらの場所は、特に気を付けて、歩いてください。
