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奄美や沖縄は記録的な大雨 ピーク過ぎるも 10日まで激しい雨 土砂災害に厳重警戒


奄美地方の鹿児島県与論島と沖縄県の東村では、記録的な大雨に見舞われました。与論島では48時間で609.5ミリ、東村では496.5ミリの降雨量が観測され、いずれも観測史上最多となっています。特に土砂災害の危険性が高まっており、引き続き警戒が必要です。9日には大雨のピークを越えたものの、10日にかけて局地的な激しい雨が予想されています。また、低地の浸水や河川の増水、雷、竜巻への注意も求められています。土砂災害の前触れとして、地面のひび割れや水の濁り、小石の落下などが挙げられ、これらの兆候を感じた際は速やかに避難を呼びかけています。

今日9日、鹿児島県与論島や沖縄県東村では記録的な大雨となりました。15時現在、大雨のピークはいったん越えていますが、明日10日にかけて局地的に激しい雨が降るでしょう。これまでの記録的な大雨で土砂災害の危険度が高い状態が続いている所があります。土砂災害に厳重に警戒してください。

●奄美地方や沖縄地方で記録的な大雨

今日9日、奄美地方や沖縄地方には暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっています。

今日9日14時までの48時間雨量は、鹿児島県与論島で609.5ミリと観測史上1位の値を更新し、これまでに経験したことのないような大雨となっています。沖縄地方も記録的な大雨となっており、東村で496.5ミリと観測史上1位の値を更新しています。

●明日10日にかけて局地的に激しい雨

今日9日14時00分に、奄美地方の与論島に発表されていた大雨特別警報は大雨警報に切り替わりました。奄美地方や沖縄地方は大雨のピークはいったん越えていますが、15時現在も所々に雨雲がかかっています。

奄美地方や沖縄地方は明日10日にかけても大気の非常に不安定な状態が続き、局地的に雷を伴った激しい雨が降る所があるでしょう。

これまでの記録的な大雨で土砂災害の危険度が高い状態が続いている所があります。土砂災害に厳重に警戒してください。低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

●土砂災害の前触れ

大雨のピークを過ぎた後に土砂災害は発生するケースもあります。土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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