活発化した前線や低気圧の影響で、中国地方は明日2日(土)にかけて警報級の大雨になる恐れがあります。風も強まり大荒れの天気でしょう。11月ひと月分の平年の降水量を上回るような雨がわずか一日で降り、季節外れの大雨となる見込みです。土砂災害や河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に注意、警戒が必要です。なお、3連休後半は晴れて、北寄りの風が冷たく感じられるでしょう。来週中ごろの寒さに備えて、上着や布団など準備しておいてください。
●明日2日(土)にかけて局地的に激しい雨や非常に激しい雨に 横殴りの雨も
台風21号は、明日2日(土)の明け方までには東シナ海で温帯低気圧に変わり、2日(土)にかけて西日本付近を東進する見込みです。低気圧や前線に向かって、熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。風が強まり、横殴りの雨となる所があるでしょう。竜巻などの激しい突風の恐れもあります。
●24時間降水量は11月のひと月分をわずか1日で上回る所も
今日1日(金)18時から2日(土)18時までの24時間降水量は、多い所で200ミリを超え、100ミリを超える所も多いでしょう。
11月の月降水量の平年値を、わずか1日で大きく上回るような季節外れの大雨となる見込みです。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意、警戒してください。
●来週の中頃は昼間も上着がいるくらいに
2日(土)の夜には雨のやむ所が多いでしょう。ただ、北寄りの風がやや強く、風が冷たく感じられる見込みです。
3日(日)から4日(月)は高気圧に覆われて、晴れる見込みです。行楽日和となりますが、3日(日)は北寄りの風がやや強い所があるでしょう。また、4日(月)の朝は内陸部を中心に冷え込む見込みです。最低気温は沿岸部でも10℃前後となるでしょう。一方、日中の最高気温が25℃近くになる所もあり、朝晩と昼間の寒暖差が大きくなりそうです。
連休明けの5日(火)から8日(金)は、11月中旬から下旬並みの冷たい空気に覆われる見込みです。晴れても、日中の最高気温は15℃前後となるなど、昼間も上着の出番となりそうです。
連休後半は、厚手の上着や布団などを準備しておくといいでしょう。寒暖差で体調を崩さないよう、お気をつけください。
