明日2日(土)の北陸地方は広い範囲で雨が降り、警報級の大雨となるおそれがあります。土砂災害や河川の増水などに注意・警戒してください。3日(日)は次第に天気が回復し、4日(月)にかけて日中は晴れる所が多いでしょう。一方、連休明けは寒気が流れ込み、週の半ばには標高の高い峠では雪の降る所もあるでしょう。
●明日2日(土)は警報級の大雨のおそれ 土砂災害などに警戒
今日1日(金)は東シナ海から日本の南に停滞する前線が次第に北上し、16時現在、福井県から富山県にかけての北陸西部を中心に雨が降っています。このあとは新潟県でも雨の範囲が広がるでしょう。
そして3連休初日の明日2日(土)は、台風21号から変わる低気圧や前線の影響でまとまった雨となる見込みです。断続的に雨が降り、雷を伴って激しく降る所もあるでしょう。警報級の大雨となるおそれもあります。
予想される24時間降水量は、1日(金)18時から2日(土)18時までに多い所で富山県が120ミリ、新潟県・石川県・福井県が100ミリの予想です。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。令和6年能登半島地震で揺れの大きかった地域は、地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。最新の気象情報に注意してください。
●3日(日)~4日(月)の天気 日中は晴れる所が多い
3日(日:文化の日)は、前線が日本の南海上へ南下する見込みです。このため天気が回復し、晴れてくる所が多いでしょう。はじめ雨の所も、朝までには止む見込みです。
最高気温はほぼ平年並みとなりそうです。
4日(月:振替休日)は、前線を伴った低気圧が日本海を東へ進み、北日本付近を通過する見込みです。ただ、北陸地方に影響するのは夜になりそうです。日中は晴れて行楽日和でしょう。夜には次第に雲が広がり、雨の降る所がある見込みです。
最高気温は平年より高く、富山では25℃と夏日が予想されており、その他でも夏日一歩手前まで上がる所があるでしょう。ただ、朝は放射冷却により冷え込み、最低気温は10℃を下回る所もありそうです。朝と日中の気温差が大きくなりますので、重ね着で調節できる服装が良さそうです。
●連休明けは寒気流入 標高の高い峠では雪も
連休明けの5日(火)から8日(金)頃にかけては、西高東低の気圧配置となり、上空には寒気が流れ込むでしょう。特に7日(木)から8日(金)は新潟県と群馬県境の三国峠など標高の高い峠では雪の降る可能性もあります。この方面へ出かける予定のある方は冬タイヤへの交換を行ってください。
平地も気温がぐっと下がり、冷え込む見込みです。体調管理に注意してください。