今日21日は、オリオン座流星群が極大を迎えます。極大時刻は午後3時頃となる見込みで、今日の夜から明日22日の明け方が一番の見ごろとなるでしょう。関東~近畿を中心に晴れる所が多く、観察のチャンスとなりそうです。
●オリオン座流星群が極大 21日夜~22日明け方が最も見ごろ
今日21日はオリオン座流星群が極大を迎えます。極大時間が午後3時頃となるため、今日21日の夜~明日22日の明け方までが一番の見ごろと言えるでしょう。流星は午後10時頃から流れ始めますが、放射点が高くなる真夜中過ぎからが観察に適しています。
1時間あたりの流星数は5~10個程度とみられます。放射点は東の空ですが、どの方角でも見られそうです。月明りの影響が少しありそうですが、十分観察のチャンスがあるでしょう。
●流星群を見つけるポイントは?
流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。
①できるだけ街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
②できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。月明かりに邪魔されて暗い流れ星が見えなくなってしまいます。今月17日がスーパームーンでしたので、今日21日の夜も月明りの影響が残りそうです。月の位置に注意しながら観察してください。
●今日21日夜の天気 関東~近畿はチャンスあり
今日21日夜は、北陸や東海、近畿は晴れる所が多く、しっかり見られそうです。沖縄も天体観察日和でしょう。関東は沿岸ほど雲がかかりやすいですが、内陸では晴れる時間もあるため、観察のチャンスありです。
一方、中国、四国、九州は厚い雲に覆われるため、流星群を見られる可能性は低いでしょう。東北や北海道は薄雲が中心ですが、夜空がすっきり見渡せる時間はほとんどなさそうです。
星空が見られる所でも、夜は冷えるため、しっかり防寒をしてください。
●今日21日深夜(22日午前0時)の気温は?
今日21日の朝は各地で今シーズン最も冷えましたが、今夜も冷たい空気に包まれそうです。
明日22日午前0時の気温分布をみると、観察日和となる北陸や甲信地方、関東北部などは山沿いを中心に5~10℃くらいの予想です。平野部でも薄い水色の10~15℃くらいまで下がるでしょう。
長い時間動かずに屋外にいると、だんだんと足元から冷えてきます。コートなどを着用するのはもちろん、少し厚めの靴下を用意するなど足回りの防寒も心がけてください。