今日17日(木)も、近畿地方は10月中旬らしくない気温の高さとなりました。最も気温が上がった兵庫県・福崎町では29.7℃を観測。大阪市や京都市も29℃以上で、真夏日一歩手前となっています(今日17日(木)15時まで)。この先10月下旬から11月にかけても、平年より気温の高い日が多くなります。季節の歩みは、かなりゆっくりとなりそうです。
●今年はなかなか秋が深まらず
今日17日も、近畿地方は10月中旬とは思えない気温となりました。最も気温が上がった兵庫県・福崎町では29.7℃を観測。大阪市や京都市でも29.0℃以上を観測し、いずれも9月中旬並みと一か月ほど前の気温になりました(今日17日(木)15時まで)。
今年は秋の深まりが大幅に遅れています。例えば、大阪市では9月以降、最高気温は平年より高い日がほとんどで、9月中旬までは最高気温が35℃前後と厳しすぎる残暑が続きました。9月下旬にはようやく猛烈な暑さは収まりましたが、それでも最高気温は30℃前後。10月はだんだん最高気温が25℃に届かなくなる時期ですが、まだ今日になっても最高気温は29.0℃と、平年を大きく上回っています。
●20日(日)は一時的に気温下がる 来週は再び高温傾向か
明日18日(金)も気温は平年より高く、日差しが届く豊岡では最高気温が30℃と真夏日予想。大阪や和歌山も28℃と、昼間は各地で半袖の出番となりそうです。
明後日19日(土)は広く雨が降り、この雨の後は一時的に気温が下がります。20日(日)は天気が回復して日差しが戻りますが、最高気温は20℃前後。豊岡は昼間でも20℃に届かず、北風が少しひんやりと感じられそうです。
ただ、21日(月)以降は再び気温が上がり、特に日差しが出る日の昼間は、半袖でも過ごせるくらいです。秋が本格的に深まるのは、まだまだ先となりそうです。
●11月にかけても季節の歩みは遅い
今日17日、大阪管区気象台が発表した1か月予報によると、近畿地方は11月中旬にかけても平年より気温の高い日が多くなる見込みです。季節の歩みは遅く、10月いっぱいは半袖を残しておいた方が良さそう。11月になるとさすがに気温が25℃を超える日はほとんどなくなってきそうですが、コートなど厚手の上着の出番は、例年よりも少なくなるでしょう。