中国地方は、今日15日(木)午後は大気の状態が不安定で、所々で雨や雷雨となり、瀬戸内側を中心に局地的に非常に激しく降る見込みです。道路の冠水や川の増水、落雷や突風による停電などにもご注意ください。
●今日15日(木)午後は瀬戸内側を中心に非常に激しい雨や雷雨に
今日15日(木)の中国地方は、北から湿った空気が流れ込んでいます。また、強い日差しの影響で地上気温が高くなる午後は大気の状態が不安定となるでしょう。中国山地沿いを中心に雨雲や雷雲が発生し、できた雨雲は北東の風に流される見込みです。山口県や広島県ほど発達した雨雲や雷雲が流れ込みやすいでしょう。天気の急変に注意が必要です。
●ゲリラ豪雨に遭遇したら
ゲリラ豪雨に遭遇した場合は、
① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。
●雷が予想される場合
雷雲が近づいた場合、家の中にいても、身を守るためにやっていただきたいことが2つあります。
1つめは、窓から離れて、家の中央に避難することです。雷が鳴る時には、突風が吹くこともあり、突風によって窓ガラスが割れる恐れがあります。雷が鳴っているかどうか、外の様子が気になるかもしれませんが、窓やカーテンはしっかり閉めて、窓から離れましょう。特に、大きなガラス窓の下や周囲は、大変危険ですので、絶対に近づかないでください。
2つめは、雷が近づいたら、家電製品のコンセントを抜くことです。雷が落ちると、パソコンなどが故障する場合がありますが、それを防ぐのは簡単です。コンセントを抜くだけで、雷から家電製品を防護できます。
雷の音が聞こえなくなっても、20分くらいは、むやみに外に出ないでください。
なお、落雷により停電になる恐れがあります。
今日15日(木)も最高気温は35℃前後で体温超えの猛烈な暑さとなる所もある見込みです。停電によりエアコンが使用できなくなる恐れがあります。高齢の方や小さな子供の様子を確認して、熱中症にならないよう万全な対策を行ってください。