今夜は「みずがめ座δ南流星群」が極大を迎えます。1時間に5~10個程度の流れ星が見られるかもしれません。天気や、流れ星を見つけるコツをチェックして、夏休みの思い出に、願いを託してみてはいかがでしょうか。
●「みずがめ座δ南流星群」がピーク
29日月曜の夜は、流れ星に出会えるチャンスです。
みずがめ座δ南流星群の活動が、30日火曜朝に、極大を迎える予想です。特に、放射点が高くなる「29日月曜夜~30日火曜明け方」が、流れ星を見つけやすいタイミングです。
また、同じ時期に、やぎ座α流星群の活動も極大となるため、多ければ1時間に5~10個程度の流れ星を見られるでしょう。
ぜひ、夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。
●気になる天気は?
「みずがめ座δ南流星群」が見られる時間帯の天気です。
29日月曜夜~30日火曜明け方は、関東から西では、広く晴れる見込みです。雲に邪魔されずに、星空を眺めることができる所が多くなりそうです。
ただ、暗い時間帯でも、気温はあまり下がりません。特に関東から西では、30日火曜の最低気温は、25℃以上の所が多い予想です。流れ星を探す時でも、こまめに水分を補給するなど、暑さ対策を心がけてください。
●流れ星を見つけるコツは?
流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。
① できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
② できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③ 空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④ ただし、月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。月明かりに邪魔されて、暗い流れ星が見えなくなってしまいます。