29日月曜11時42分、天竜(静岡県浜松市天竜区)で、最高気温40.2℃を観測。今年全国の最高気温を更新しました。東海や関東甲信では、すでに危険な暑さになっていますので、熱中症に厳重な警戒が必要です。
●今年全国最高気温を更新
29日月曜は、東海や関東甲信を中心に、午前中から、たっぷりの日差しが気温をハイペースで押し上げています。
天竜(静岡県浜松市天竜区)では、11時42分に、最高気温40.2℃を観測しました。今年これまでの全国最高気温は、静岡(静岡県静岡市)で7月7日に観測された40.0℃だったので、それを更新しました。
また、最高気温35℃以上の「猛暑日」は、すでに140地点を超えています。
●予想最高気温 浜松で41℃ 関東甲信は40℃台が続出か
午後も、まだまだ気温が上がるでしょう。
予想最高気温は、浜松で41℃と、記録的な暑さになりそうです。全国の歴代最高気温は、浜松(静岡県浜松市中区)と熊谷(埼玉県)で観測された41.1℃。これを超える可能性もあります。
また、前橋・熊谷・甲府で40℃と、関東甲信でも、40℃台が続出するでしょう。無理をしないで、できる限りの熱中症対策を行ってください。
●熱中症の症状とは?
熱中症には、様々な症状があります。
はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。
他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。
症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。
応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。