22日(月)は関東甲信で40℃に迫る気温を観測したほか、全国の猛暑日地点は今年最多となり、東京都心も今シーズン一番の暑さとなりました。23日(火)も猛暑日が続出し、体温超えの危険な暑さになる所があるでしょう。
●全国281地点で猛暑日 今年最多 関東甲信は40℃一歩手前
今日22日は、一年で最も暑い頃にあたる、二十四節気の「大暑」です。暦に合わせるように、今日は各地で一段と厳しい暑さになりました。全国で今年最多となる281地点(15時時点)で最高気温35℃以上の猛暑日となったほか、関東甲信では40℃に迫った所があります。
○15時までの最高気温
・39.6℃…甲州市勝沼(山梨県)
・39.4℃…甲府市
・39.1℃…佐野市(栃木県)
・38.9℃…伊勢崎市(群馬県)
・38.8℃…市原市牛久(千葉県)
・38.7℃…浜松市天竜(静岡県)
・38.6℃…大子町(茨城県)
・38.5℃…桐生市(群馬県)
そのほか、東京都心で36.6℃、宇都宮市で37.5℃、岐阜市で38.1℃、京都市で38.0℃、岡山市で36.8℃、高松市で36.9℃を観測し、いずれも今シーズン一番の暑さとなりました。また、仙台市では36.2℃を観測し、今年初めての猛暑日となっています。
※16時37分 追記
その後、猛暑日は288地点に増加しました。
●23日(火) 関東~九州は猛暑日続出 危険な暑さも
23日も、関東から九州は厳しい暑さが続くでしょう。最高気温は35℃前後といった所が多く、関東や東海、近畿などで、体温並み、あるいは体温を上回る危険な暑さになる所もある見込みです。
炎天下は避け、喉の渇きを待たず、時間を決めて水分を摂るようにしましょう。また、幼少期の子どもや高齢者は熱中症になりやすいため、お声がけしていただくなど、周囲のサポートも重要になります。
●真夏の熱中症予防
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。