今日21日(日)も全国的に厳しい暑さ。熱中症対策を万全に。引き続き、大気の状態が不安定で、所々で雨や雷雨。屋外のレジャーなどは、空模様の急変に注意。
●こまめな水分補給 適度な塩分補給を
今日21日(日)も体にこたえる暑さ。最高気温は、昨日(20日)と同じか更に高くなるでしょう。
北海道は多くの所で30℃以上で、東北も広く真夏日。福島盆地や山形盆地をはじめ、35℃くらいまで上がる所もあるでしょう。北陸や関東以西は35℃前後の予想。東海を中心に38℃前後と、体温超えの暑さの所もありそうです。
今日も熱中症対策が欠かせません。
屋外のレジャーをご予定の方も多いと思いますが、決して無理をせず、時間を決めて休憩を。ご自身の体調の変化に加え、周囲の方の様子にも気を配るようにしてください。
ノドの渇きを感じていなくても、ジワジワと体の水分が失われていますので、意識的に水分を補給しましょう。適度な塩分の補給も忘れずに。日傘や帽子で直射日光を遮ったり、保冷剤や凍らせたペットボトルなどを利用して体を冷やすことも大切です。
●熱中症の症状
熱中症の代表的な初期症状として、めまいや立ちくらみ、一時的な失神があります。
めまいや立ちくらみなどの基本的な対処法として、まずは、意識がはっきりしているかを確認しましょう。意識が朦朧としているようであれば、迷わず医療機関へ。意識がはっきりしている場合は、次のような対処法を行いましょう。
① 安全で涼しいところへ移動させましょう。自分の足で歩ける状態でもめまいや立ちくらみ、一時的な失神によるふらつき・転倒を防ぐために両側から2人で支えることが大切です。
② 横になって休ませましょう。足を10cm程度高くすることで、心臓への血流がよくなって血圧が上がり、脳への血流を改善させる効果が期待できます。
③ 保冷剤やペットボトルなどにタオルやハンカチを巻いて、体を冷やしましょう。体表近くを走る静脈の通る首筋やわきの下などを冷やすのが効果的です。
④ 水分補給を行いましょう。スポーツドリンクや0.1~0.2%の濃度の食塩水(1ℓの水に対して1~2gの食塩を加えたもの)などを自分で飲んでもらい、体内から失われた水分・塩分を補います。自分でうまく飲めない場合や、嘔吐や吐き気などがあって水分補給に適さない場合は、医療機関を受診しましょう。
●雨雲・雷雲が湧きやすい
今日は前線が北日本付近へ延びてきます。北海道では夕方から次第に雨の所が増えるでしょう。東北北部も、日本海側ほど雲が広がり、ときおりザッと雨が降ります。秋田県を中心に活発な雨雲がかかり、道路が冠水するような激しい雨の降る所もあるでしょう。
東北南部から九州、沖縄にかけて、日差しが届きますが、大気の状態は不安定。
上の図(発雷確率)の通り、広い範囲で雷が発生しやすくなります。
九州では朝から一部で雷雨となっており、昼頃から夜にかけては、そのほかの地域でも所々で雨雲や雷雲が湧くでしょう。空が急に暗くなる、ヒンヤリした風が強まる、ゴロゴロという音がきこえてくる、といった、積乱雲接近のサインに気を配ってください。スマホなどで、雨雲レーダーをこまめにチェックしておくのも、雷雨の回避に有効です。
なお、川や用水路は、その場では晴れていても、上流や周辺で降った強い雨によって急に水位が増したり、流れが速くなったりする危険があるため、十分な注意が必要です。