関西では、今日12日(水)は朝から強い日差しが降り注ぎ、気温がぐんぐんと上昇しています。今日は猛暑日に迫る暑さになる所もあるでしょう。14日(金)にかけて季節外れの暑さが続き、その後は暑さの質が変わって不快な蒸し暑さとなりそうです。熱中症に警戒・注意をしてください。
●今日12日(水)はさらに暑くなる所も 舞鶴で猛暑日に迫る暑さ
関西では、今日も高気圧に覆われて、強い日差しが降り注いでいます。日差しに加え、上空にはこの時期としては暖かい空気が流れ込んでいるため、各地とも気温が上がり、広く7月並みの暑さとなるでしょう。舞鶴は34度まで気温が上がり、猛暑日に迫る暑さとなる見込みです。豊岡では33度で7月下旬並みの暑さが続くでしょう。
また、強い日差しと湿った空気の影響で、午後は雲が出やすくなり、紀伊山地周辺を中心ににわか雨がある見込みです。
●14日(金)まで季節外れの暑さ続く 14日(金)は京都で35度予想
関西では、この先も最高気温が30度以上の真夏日となる日が多いでしょう。特に14日(金)は、内陸部を中心に暑さのピークとなりそうです。京都では35度の予想で、今シーズン初めての猛暑日となる可能性があります。また、15日(土)からは、湿気が一段と増えて、暑さの質が変わってくるでしょう。湿気が多いと、体に熱がこもりやすく、熱中症にかかるリスクが高まります。極端に気温は上がらなくても、熱中症に警戒・注意が必要です。
●熱中症が疑われたら 応急処置のポイント
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。