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全国週間 明日17日は広い範囲で日差しが届く 20日~21日は雨や風が強まる所も


明日17日は被災地も含めて日差しの届く所が多く、日中は寒さが和らぐでしょう。ただ、天気はゆっくりと下り坂です。18日以降は雲が広がりやすく、20日~21日は広い範囲で雨が降るでしょう。雨や風が強まる所もありますので、積雪が多い所では融雪災害に注意が必要です。

●明日17日 被災地でも日差しが届く 天気は西から下り坂

明日17日は冬型の気圧配置が緩み、本州付近は高気圧に覆われるでしょう。
日本海側の雪もおさまり、日中は晴れる所が多くなりそうです。被災地でも日差しが戻り、穏やかな陽気になるでしょう。
ただ、日本海から気圧の谷が近づくため、天気はゆっくりと下り坂に向かいそうです。日本海側を中心に午後はだんだん雲が増え、九州北部など早い所では昼過ぎから、夜になると北陸でも所々で雨が降るでしょう。

明日の朝は冷え込みが強まり、最低気温は今季一番低くなる所もありそうです。予想最低気温は、東京都心は0℃、金沢と名古屋はマイナス1℃、大阪は1℃、広島はマイナス2℃など、今朝より低い所が多いでしょう。通勤、通学の際は、マフラーや手袋などで寒さ対策をしっかりと行いましょう。また、路面の凍結にもご注意ください。

日中は日差しとともに気温が上がり、寒さが少し緩むでしょう。九州から関東は10℃を超えて、日差しの温もりを感じられそうです。金沢の最高気温は10℃の予想で、3月上旬並みでしょう。

●路面の凍結に注意

雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。

●20日~21日 広い範囲で雨 雨・風ともに強まる所も

18日~19日にかけて、本州の南岸に前線がのびるでしょう。
18日は東海から九州で雲が広がりやすく、雨の降る所がありそうです。19日は北陸や関東も雲に覆われて、スッキリしない天気になるでしょう。

20日は前線上に低気圧が発生し、21日にかけて東へ移動するでしょう。20日~21日は広い範囲で雨が降り、低気圧に近い所では雨・風ともに強まることもありそうです。標高の高い所や内陸では雪が降る所もあるでしょう。
被災地では地震で地盤が緩んでいますので、少しの雨でも土砂災害に注意が必要です。また、積雪の多い所では、屋根からの落雪や雪解けによる融雪災害にご注意ください。

●融雪災害に注意

暖かくなることで心配されるのが、融雪による災害です。積雪が多く残る所では、気温の上昇や雨により雪解けが進むことで、次の3つの災害が発生する恐れがあります。

① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

② 雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。

③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。

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