今日15日、南から暖かい空気が流れ込んだ西日本では、記録的な暖かさとなりました。午後1時までに宮崎県日向市や長崎県島原市などでは25℃以上の夏日となり、12月としての最高気温を更新しました。
●宮崎県や長崎県などで「夏日」 12月としての最高気温を更新
今日(15日)は前線を伴った低気圧が日本海を東に進んでいます。低気圧や前線に向かって南から暖かい空気が流れ込んでいて、西日本を中心に南寄りの風が吹いています。そのため、西日本では気温が上がり、午後1時までの最高気温は、宮崎県日向市で26.5℃を観測したほか、鹿児島県指宿市で25.8℃、長崎県島原市で25.2℃など、最高気温が25℃以上の夏日となりました。いずれの地点でも、統計開始以来、12月に25℃以上となったのは初めてです。
また、宮崎市では25.6℃と、12月中旬としては統計開始以来、初めて25℃以上となりました。
そのほか、夏日には届いていないものの、大分県佐伯市宇目と徳島県美波町で23.8℃、福岡県添田町で23.6℃、松江市で23.3℃、鳥取県境港市で22.4℃、高知県梼原町で20.8℃など、午後1時現在、全国の24のアメダス地点で、12月としての最高気温を更新しました。
●17日(日) 日中でも気温は一桁
明日16日(土)からは、日本付近は冬型の気圧配置となり、強い寒気が流れ込む見込みです。明日16日(土)の最高気温は、北海道は0℃前後、東北から九州は15℃前後の予想です。平年より高い所が多いですが、今日記録的な暖かさとなった九州では10℃以上も低くなる所があり、気温差が大きくなりそうです。
さらに17日(日)は東北から九州でも、日中の気温が10℃に届かない予想です。一日厚手のコートが必要なくらいの寒さとなるでしょう。一気に真冬の寒さとなりますので、体調管理に十分ご注意ください。