きょう26日は、全国的に秋晴れとなり、空気が乾燥しています。午後2時までの最小湿度は、九州や四国で20%を下回っている所もあり、関東の内陸部で30%を下回っている所も。空気の乾燥した状態が続くため、火の取り扱いに十分な注意が必要です。
●きょう26日 全国的に秋晴れ 空気カラカラ
きょう26日は、全国的に秋晴れとなり、空気が乾燥しています。
午後2時までの最小湿度は、宮崎県美郷町南郷で16%など、九州や四国で20%を下回っている所もあり、関東も前橋市で27%、さいたま市と熊谷市で28%など、内陸部を中心に30%以下となっています。東京都心も午後2時までの最小湿度は32%まで下がっています。
九州や中国、四国、近畿、東海には「乾燥注意報」の発表されている所があります。火の取り扱いに十分な注意が必要です。
●あす27日~29日 局地的には大雨も 太平洋側を中心に乾燥続く
今夜遅くから28日頃にかけて、日本の上空には、再びこの時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。
西日本から東日本にかけて大気の状態が非常に不安定となり、局地的に大雨が降ったり、雷が鳴ったりすることがありそうです。急な天気の変化にご注意ください。
雨は局地的であり、短時間にザっと強まるような降り方になるため、広い範囲で空気の乾燥を解消するほどのまとまった雨にはならない可能性があります。
太平洋側を中心に空気の乾燥した状態が続くため、火の取り扱いや、喉の乾燥などに引き続き、十分な注意が必要です。
●空気が乾燥 火事を防ぐには
空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。
①たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。
②ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。
③台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。
④電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。
もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。
●空気が乾燥 インフルエンザに注意
湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。
①外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
②外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。
それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。