15日(日)は、上空にこの時期としては強い寒気を伴った気圧の谷が、日本海から北日本方面を東進し、北陸地方でも大気の状態が非常に不安定となるでしょう。急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうなどに注意が必要です。屋外の用事はあす14日(土)の内に済ませてしまうのがよいでしょう。
●日曜日は上空の寒気の影響で大気の状態が不安定
15日(日)に、北陸地方の上空5500メートル付近を、-20度前後のこの時期としては強い寒気を伴った気圧の谷が通過する見込みです。日本海の海面水温が平年より高くなっていることもあり、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。15日は、石川県能登地方や新潟県、富山県を中心に、発達した雨雲が通過していき、急な強い雨や雷雨のおそれがあります。
一方、あす14日(土)は、曇りのところもありますが、概ねきょう13日(金)と同じような過ごしやすい日となる見込みです。洗濯や外出の予定はなるべくあす14日の内に終わらせることをお勧めします。15日に外出の際は、雨雲レーダーや注警報の発表状況に気を配り、雨具を忘れないようにしましょう。
●急な強い雨や雷雨の前兆
局地的に降る急な強い雨や雷雨には、主に以下のような前触れがあります。
①厚みを感じる真っ黒な雲に覆われてきて周囲が暗くなる。
②ゴロゴロと雷の音が聞こえてくる。あるいは近くの雲で稲光が見える。
③急に風が強まって、周囲の気温が下がる。
もし、外出中にこれらの現象が起きた場合は、危険が迫っている可能性があります。雨雲レーダーなどを確認し、必要に応じて避難を検討してください。
