北海道の土日の天気は、気圧の谷や上空の寒気の影響で、雨の降る所が多くなりそうです。日差しがあっても雨が降るような、しぐれる天気となる所もあるため、急な雨に備えて週末の外出は雨具があると安心です。
その後、来週は上空の寒気がさらに強まり、山では雪の積もる所もあるでしょう。いよいよ初冠雪の便りが届きそうです。
●土日の天気 外出には広い範囲で雨具が必要
30日土曜日の北海道付近は、はじめ高気圧の圏内ですが、次第に沿海州から低気圧を含む気圧の谷が近づくでしょう。
昼頃まで晴れ間や日差しが出ますが、午後は西から次第に雲が広がりやすくなります。宗谷地方や渡島半島周辺から雨が降り出し、夜にはその他の道南方面や道央を中心に広く雨となるでしょう。道南方面を中心に降り方が強まり、局地的に雷を伴うこともありそうです。朝、家を出る時に日差しがあっても、外出の際は雨具があると安心です。
気温は最低、最高ともに平年より高く経過するでしょう。日中は広く22度くらいとなり、日差しのもとでは過ごしやすい陽気となりそうです。
1日日曜日の北海道付近は、サハリン方面の低気圧を含む気圧の谷の中で、上空には寒気が流れ込むでしょう。
道北は雨が降りやすく、その他の地域でも午前を中心に雨の降る所が多くなります。日差しがあっても上空の寒気の影響で、しぐれる所もあるため、天気の急変に注意してください。外出の際は念のため雨具があると安心です。
気温は平年より高く、日中は22度くらいの所が多いでしょう。平年より4度ほど高くなります。
●来週(2日~)の天気 山では積雪状態となる所も
2日から3日にかけては、西高東低の冬のような気圧配置となり、上空には寒気が流れ込むでしょう。太平洋側を中心に広い範囲で日差しがありますが、寒気の影響で、日本海側ではしぐれる所がありそうです。旭岳や黒岳など、標高の高い山では雨が雪に変わることもあるでしょう。
4日は上空の寒気は抜けて、次第に西から気圧の谷が近づいてきます。午前を中心に晴れ間が出ますが、午後は日本海側などで雨の降る所があるでしょう。
5日以降は、再び上空に寒気が流れ込みますが、2日頃に入る寒気よりもさらに強いものとなります。日本海側では雨が降りやすく、時折降り方が強まることもあるでしょう。
なお、この強い寒気の影響で、山では雪が降って積雪状態になる所もありそうです。今シーズン全国初の初冠雪が観測されるかもしれません。初冠雪の平年日は、旭岳で9月25日、利尻山で10月3日、斜里岳は10月14日、手稲山は10月18日です。