今年の「中秋の名月」は、9月29日(金)です。今年の「中秋の名月」は満月。満月の瞬間は18時58分で、夜に昇ってくる名月がちょうど満月ということになります。次に中秋の名月と満月の日付が一致するのは2030年9月12日と7年も先になります。お月見ができる所は?
●29日(金)は中秋の名月
今年の「中秋の名月」は、9月29日(金)です。
「中秋の名月」とは、太陰太陽暦(旧暦)の8月15日の夜に見える月のこと言います。「中秋の名月」をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。
今年の「中秋の名月」は満月です。満月の瞬間は18時58分で、夜に昇ってくる名月がちょうど満月ということになります。2021年、2022年、2023年と3年連続で満月の日付と一致しますが、次に中秋の名月と満月の日付が一致するのは2030年9月12日と7年も先になります。
「中秋の名月」と聞くと、満月を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、「中秋の名月」が必ずしも満月になるというわけではありません。実は、「中秋の名月」と満月の日付がずれることは、度々起こります。この理由の一つが、「中秋の名月」は太陰太陽暦の日付(新月からの日数)で決まりますが、満月は、太陽、地球、月の位置関係で決まるためです。もう一つが月の公転軌道が楕円形であり、新月から満月までにかかる日数が13.9日から15.6日と大きく変化するためです(国立天文台より一部引用)。
●各地の天気は?
29日(金)の夜は全国的に雲が広がりやすいでしょう。ただ、北海道や東北は雲の切れ間があり、名月を見られる所が多い見込みです。関東甲信は薄雲が中心で、多くの地域でお月見をできるでしょう。東海も所々で雲の間から満月を見られそうです。北陸や近畿から九州は雲の多い天気となるでしょう。沖縄はよく見える所が多くなりそうです。
なお、この予想は22日(金)のものです。週間予報は先になるほど変わる可能性があり、最新の予報をご確認ください。