きょう28日は、九州から東北で最高気温が35℃以上の猛暑日地点が続出。13県に熱中症警戒アラート発表。湿度が高い所では、熱中症にかかるリスクが高くなるため、万全の対策を。
●日中は猛烈な暑さ
きょう28日は、日差しと暖かい空気の流れ込みで、西日本や東日本を中心に厳しい残暑が続くでしょう。きのう27日、最高気温が35℃以上の猛暑日になったのは、全国のアメダスで41地点でしたが、きょう28日は大幅に増えそうです。
最高気温は沖縄で33℃くらい、九州から東北南部では35℃前後まで上がる所が多くなるでしょう。埼玉県熊谷市や前橋市は37℃、京都市と仙台市は36℃、福岡市で35℃と猛暑日の予想です。東京都心は34℃と、猛暑日手前のうだるような暑さでしょう。
一方、東北北部や北海道の東部は、きのう27日より大幅に低い所もありそうです。北海道網走市の最高気温は23℃の予想と、平年並みになるでしょう。
●蒸し暑い 13県に熱中症警戒アラート
きょう28日の最小湿度(一日の中で最も低い湿度)は、50~60%台の所が多く、猛暑日にならない所でも、熱中症にかかるリスクが高くなります。
また、沖縄県の八重山地方、鹿児島県(奄美地方除く)、宮崎県、熊本県、長崎県、福岡県、愛媛県、香川県、広島県、鳥取県、和歌山県、兵庫県、新潟県の13県に熱中症警戒アラートが発表されています。
●熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。