非常に強い台風9号は、今後、猛烈な勢力で30日(水)頃から沖縄地方に接近する恐れがあります。台風10号は、日本の東を北上する見込みです。関東から北海道の太平洋側の沿岸の海域では、うねりを伴って波が高くなるため、海のレジャーは注意が必要です。
●台風9号 今後「猛烈な」勢力で沖縄に接近か
非常に強い台風9号は、きょう27日(日)午前6時には、フィリピンの東をゆっくりとした速さで南へ進んでいます。中心気圧は935hpa、中心付近の最大風速は50m/sで、暴風域を伴っています。
台風9号は、今後発達しながら、フィリピンの東から沖縄の南へ進み、猛烈な勢力で30日(水)頃から沖縄地方に接近する恐れがあります。石垣島や宮古島など先島諸島の沿岸の海域では、30日(水))頃からうねりを伴い大しけとなるでしょう。なお、台風の進路等によっては、29日(火)頃から大しけとなる恐れがあるため、海岸付近には近づかないようにしてください。
●台風10号 陸地から離れて北上する見込み
台風10号は、きょう27日(日)午前6時には、日本の東を1時間におよそ45キロの速さで北西へ進んでいます。中心気圧は985hpa、中心付近の最大風速は23m/sです。
台風10号は、今後日本の東を北上し、30日(水)には日本のはるか東で温帯低気圧に変わるでしょう。陸地から離れて北上するため、東日本や北日本に直接的な影響を与えることはない見込みですが、関東や東北、北海道の太平洋側の沿岸の海域では台風からのうねりが入って、波が高くなりそうです。海のレジャーなどは十分ご注意ください。
●台風が離れていても高波に注意
台風が近づくと波が高くなり、台風の中心付近では、波の高さが10メートルを超えることもあります。沿岸部では、大雨や暴風だけでなく、高波にも注意が必要です。
そこで、台風が近づいている時に、絶対にしてはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。
また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。
大谷翔平・野球ニュース