きょう22日の関東地方は、平野部でも変わりやすい天気になりそう。急に激しい雨が降って、道路が冠水するおそれも。蒸し暑さが続くため、熱中症対策も万全に。
●平野部でも「激しい雨」
きょう22日の関東地方は、暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の不安定な状態が続くでしょう。晴れていても、天気の急変に注意が必要です。
このあと昼過ぎまでは、南部を中心に雨が降りやすいでしょう。夕方以降は北部も含めて、あちらこちらで雨が降りそうです。特に気温が上がる午後は、雨雲や雷雲が発達して「激しい雨」の降る所があるでしょう。
道路が冠水するほどの雨の降り方で、雨雲が予想以上に発達したり、停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意、警戒してください。また落雷や突風、ヒョウにも注意が必要です。
●不快な蒸し暑さ 熱中症対策を
最高気温は33℃前後の所が多く、内陸では35℃以上の猛暑日になる所もあるでしょう。きのう21日より低い所もありますが、湿度が高く、不快な蒸し暑さになりそうです。
関東の1都6県には、熱中症警戒アラートが発表されています。外出はなるべく避けて、エアコンで涼しい環境にするなど、熱中症対策を万全にしてください。
●ゲリラ豪雨に遭遇したら
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。
① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。