東北の8月スタートは南部を中心に雷雨の朝となり、その分猛暑の地点はありませんでした。ただ、2日は再び35℃以上の危険な暑さになる恐れがあります。福島県を中心に急な雷雨の恐れもあり、川のレジャーなどは急な増水に十分注意してください。
●マークに騙されないで 急な雷雨と災害級の暑さに要注意
この先も太陽マークが主役ですが、湿った空気と気温の上昇によって、雷雲が沸きやすい日が続きます。
あす2日(水)もトップ画像のように、福島県を中心に午後は雷の起きる確率が高く、傘のマークがなくても天気の急変に注意が必要です。
夏に夕立はつきものですが、沖縄近海で台風6号の動きが遅いため、日本付近に雨雲の材料が大量に流れ込みます。上空の風が弱いため雨雲が同じ場所にとどまって局地的な大雨になる恐れがありますので、空模様の変化に注意してください。
川のレジャーは自分のいる場所で雨が降っていなくても、上流で大雨が降ると急激に増水する場合があります。気象レーダーなども活用して最新の情報を確認しましょう。
また、命に関わるような災害級の暑さも戻ります。
1日(火)は東北地方で最も気温が高かったのは宮城県登米市米山の34.1℃で、東北6県では9日ぶりに35℃を超えた地点はありませんでした。ただ、2日(水)以降は福島市を中心に35℃以上の猛暑が予想されます。
夜間も気温が高く、昼間に奪われた体力が戻りにくい日々が続きます。寝る前の水分補給や、涼しい環境を整えて、昼夜を問わず熱中症に警戒してください。
●お盆期間も危険な暑さが続く
9日(水)以降も暑さは収まる気配がありません。台風6号の進路次第になりますが、青森市や秋田市でも35℃以上の猛暑が予想され、日本海側でも危険な暑さになる恐れがあります。
お盆期間に入って移動も多くなる頃ですが、出かける際の荷物には熱中症対策グッズを忘れずに入れておきましょう。
また、夏の初めに比べると、お盆の頃は東北南部を中心に湿った空気が入りやすく、曇りや雨の日が増える傾向です。日本の南海上は台風の発生しやすい傾向でもありますので、今後も最新の気象情報を確認しましょう。