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【西武】164センチ滝沢夏央、引っ張ってサヨナラ打 二塁レギュラー「守り抜く姿」西口監督称賛


西武の滝沢夏央内野手が、164センチという身長ながら西武対オリックス戦で劇的なサヨナラ打を放ち、チームに勝利をもたらした。滝沢選手は延長10回、オリックスのマチャド投手が投じた157キロの速球を捉え、そのまま一、二塁間を抜くヒットを決めた。この結果、同選手はプロ入り以来初のサヨナラ打を達成し、西口監督もその成長を称賛した。滝沢選手は西武の育成ドラフト2位で入団し、地道な努力で二塁レギュラー争いの先頭に立っている。今回のサヨナラ打は、1974年のロッテ・弘田澄男以来、164センチ以下の選手としては51年ぶりの快挙となった。

西武対オリックス ヒーローインタビュー後、記念撮影に納まるサヨナラ打を放った滝沢(左)とプロ初勝利の山田(撮影・狩俣裕三)

<西武3-2オリックス>◇17日◇ベルーナドーム

身長164センチだけれど、西武滝沢夏央内野手(21)の魅力の1つが「引っ張る」ことだ。

延長10回、オリックス・マチャドが投じた157キロも、直球に絞って、振りまけぬようしっかり引っ張った。一、二塁間を抜けた当たりがサヨナラ打になった。

流し打ちのイメージで見られがちだし、そこを意識した時期もある。でも。

「最近、あえて引っ張るように意識する時もあります」

引っ張れるし、追い込まれてからは粘れるし、相手にすきあらばセーフティーバントも狙う。

「ボールの見え方とか全然悪くないですし、自信を持っていこうと。今日も絶対に負けないように、振り負けないように前で捉える意識で」

白紙スタートの二塁レギュラー争いの、間違いなく先頭に立っている最近の活躍だ。西口監督もたたえる。

「ポジションを守り抜く姿が見えてますよね。誰もが納得してくれてるんじゃないですか。今の『滝沢セカンド』というのは」

この日もサヨナラ打含めての4安打に、二塁でのファインプレーも。滝沢も、初勝利の山田陽翔投手(21)もそう。居場所を自分の力で手に入れた。【金子真仁】

◆滝沢夏央(たきざわ・なつお)2003年(平15)8月13日生まれ、新潟県上越市出身。関根学園では内野手兼投手として1年春から1桁背番号を背負うも、甲子園出場なし。21年育成ドラフト2位で西武入団。22年5月に支配下選手登録された。今季推定年俸1100万円。身長164センチは現役最小兵。体重65キロ。右投げ左打ち。

▼現役最小兵となる身長164センチの西武滝沢がプロ初のサヨナラ安打。164センチ以下の選手がサヨナラ打を放ったのは、74年弘田澄男(ロッテ=163センチ)以来51年ぶり。弘田は74年9月22日の日本ハム戦で通算3本目のサヨナラ安打を打っている。滝沢は21年育成ドラフトで入団。西武の育成ドラフト入団選手がサヨナラ打は、23年6月7日中日戦の長谷川信哉(本塁打)に次いで2人目。

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