大型で非常に強い台風5号の影響で、きょう26日(水)の沖縄は雨や風が強く、荒れた天気に。先島諸島は大しけとなっており、高波に警戒が必要です。なお、今後は新たな熱帯低気圧が発生する予想で、沖縄では来週はじめに影響を受ける可能性があります。
●沖縄は風雨強く荒れた天気 先島諸島は大しけ
大型で非常に強い台風5号は、きょう26日(水)午前6時現在、バシー海峡にあって、1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。あす27日(木)にかけても非常に強い勢力を保ちながら、北西へ進むでしょう。
きょうの沖縄は、台風周辺の湿った空気や、高気圧のへりを回り込む湿った空気の影響を受けます。
断続的に雨が降り、雷を伴って激しい雨の降る所がありそうです。先島諸島を中心に風が強く、横なぐりの雨となる所もあるでしょう。
先島諸島の沿岸の海域ではうねりを伴い大しけとなっています。本島地方でも、きょう昼前からしける見込みです。台風の動きが遅いため、あすにかけて影響が続くでしょう。
●あすにかけて高波に警戒を
きょう26日(水)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)は、
沖縄本島地方 4メートル
先島諸島 6メートル
あす27日(木)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)は、
沖縄本島地方 4メートル
先島諸島 6メートル
となっています。
また、きょう26日(水)に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
先島諸島 17メートル(30メートル)
あす27日(木)に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
沖縄本島地方 15メートル(25メートル)
先島諸島 18メートル(30メートル)
となっています。
あすにかけてうねりを伴う高波に警戒し、強風に注意してください。
●海に近づくのは危険
台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。
また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。
●新たな熱帯低気圧発生へ 沖縄へ近づく予想も
なお、南の海上では、雲がまとまりはじめており、あさって28日(金)までには「熱帯低気圧」が発生する見込みです。31日(月)から8月1日(火)頃には、この熱帯低気圧が沖縄付近に近づく可能性があります。
海のレジャーシーズンですが、この先も高波など影響を受けることが考えられます。最新の台風情報を確認し、レジャーは無理のないように計画してください。