きょう6日は、甲府や福島で最高気温が36℃予想など、猛暑日地点が急増。沖縄など6つの地方や県に熱中症警戒アラートが発表。万全な熱中症対策を。
●猛暑日地点が急増
きょう6日は、晴れる所では気温がグングン上がるでしょう。沖縄や九州から東北の広い範囲で、最高気温は30℃以上の真夏日になりそうです。高知や広島、東京都心ではきのうより5℃ほど高く、体にこたえる暑さでしょう。
内陸部を中心に、35℃以上の猛暑日になる所もあり、大分県の日田や甲府、福島などでは36℃と体温並み。京都や名古屋は35℃まで上がるでしょう。おととい4日、全国のアメダス地点で猛暑日になったのは17地点と、今年最多でした。きょうは、それを上回る猛暑日地点が予想されています。
また熱中症警戒アラートが、沖縄県の八重山地方・沖縄本島地方、奄美地方、福岡県、島根県、三重県に発表されています。
●熱中症警戒アラートとは?
熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。
熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。
この暑さ指数が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。
●熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。