きょう23日日曜は、北海道は寒気の影響で所々で雨や雪が降っています。あす24日月曜にかけて、雨や雪が降りやすく、標高の高い山は積もる所も。峠を越える車は冬装備を万全にし、積雪や路面凍結に注意。また、大気の状態が不安定なため、落雷や突風、ひょうにも注意が必要です。
●北海道は寒気の影響
北海道の上空5500メートル付近にはマイナス30℃以下と、この時期としては強い寒気が流れ込んでいます(札幌のこの時期の平年マイナス24℃)。また、上空1500メートル付近にはマイナス6℃以下と、平地でも雪となる目安の寒気にすっぽりと覆われています。所々で雨や雪が降り、標高の高い山では積雪となっている所があります。
●あす月曜にかけて所々で雨や雪
あす24日月曜の昼過ぎにかけて、雨や雪の降りやすい状態が続く見込みです。峠を越える車は、冬装備を万全にし、積雪や路面の凍結に注意が必要です。また、大気の不安定な状態が続きます。落雷や突風、ひょうにご注意下さい。
●ノーマルタイヤの危険性
雪道をノーマルタイヤで走行すると、タイヤが低温で固くなって吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。このため、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、「滑る」「止まらない」「曲がらない」などにより、スリップ事故や渋滞の原因につながってしまいます。
雪道を時速40kmで走った場合、ブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤでは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。
雪道でのノーマルタイヤは、とても危険ですので、冬用タイヤやチェーンを必ず装着するようにしてください。雪や雨が降ったあとの路面は凍結していることもあります。一見、路面に雪がないように見えても車の運転には十分な注意が必要です。