向こう1か月は、降水量と日照時間はともにほぼ平年並みでしょう。暖かい空気が流れ込みやすいため、気温は高く、季節先取りの暖かさとなる日が多い見込みです。特に4月14日頃からの約5日間は平年よりかなり高くなる予想となっています。しかし、時折、この時季の寒さに戻るなど、数日の周期で気温の変動が大きくなりそうです。桜にはどんな影響があるのでしょうか? では、週ごとの詳しい予報をみてみましょう。
●1週目:4月8日~4月14日 天気と気温がころころ変わる
あす7日(金)は道東方面を中心に広く雨が降り、強く降る所もありますが、今のところ大雨の心配はない見込みです。8日(土)と9日(日)もすっきりとしない天気の所が多くなり、この時季本来の寒さが戻ります。外出の際はここ数日よりもワンランク厚手の上着と雨具が必要となります。また9日(日)は道東方面で雪が降る時間がありそうです。時間帯や場所によっては路面に雪が積もり、シャーベット状になる恐れもあります。週末、道東方面へドライブを予定している方は冬タイヤの方が安全です。その後、10日(月)は日ざしと暖かさが戻りますが、11日(火)以降は再び広く雨が降るでしょう。天気や気温がころころ変わる一週間となります。体調管理に注意してください。
●2週目:4月15日~4月21日 日ざしは少ないが 気温は高い
数日の周期で天気が変わりますが、湿った空気が流れ込みやすいため、雲が広がりやすく、すっきり青空の日が少なくなりそうです。しかし、暖かい空気が流れ込むため、気温は高い状態が続くでしょう。特に、4月14日頃からの5日間はかなり気温が高くなる見込みです。積雪の多い地域ではなだれに注意が必要となります。
●3~4週目:4月22日~5月5日 平年並みでも寒く感じる ?!
日本海側とオホーツク海側は、数日の周期で晴れたり、雨が降ったりするでしょう。太平洋側では平年と同様に晴れる日が多い見込みです。気温はほぼ平年並みとなるでしょう。4月中旬まで季節先取りの暖かさとなる日が多い予想のため、4月下旬になり、寒さが戻るイメージとなりそうです。
●桜の開花 早まりそう 記録的な暖かさが影響か
最新の桜の開花予想では、函館で4月16日、札幌は4月18日など最も早い開花の記録となる見込みです。北海道では、3月は記録的な暖かさとなった影響もあり、花芽の生育が早まっているようです。4月は寒暖差はあるものの、季節先取りの暖かさとなる日が多いため、このあとも花芽の生育は順調に推移しそうです。1か月予報では、桜が咲くまでは暖かい日が多く、桜が咲いた後はこの時季らしい気温が戻る予想となっています。今年の桜は、早く咲いて、満開まで長持ちするかもしれません。