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2週間天気 高温傾向 雨の量が多くなることも 南の海上で熱帯擾乱が発生する可能性


向こう2週間は高温傾向です。雨が降る日があり、雨の降り方に注意、警戒が必要になることもあるでしょう。今年はまだ台風の発生はありませんが、南の海上に注意が必要な時期です。

●向こう2週間 暖かい空気に覆われやすく 雨雲のもと暖湿気の流入も

向こう2週間は、一時的にこの時期らしい気温に戻ることがありますが、高温傾向です。

上の図は、3月29日から4月2日の対流圏の真ん中あたりの大気の流れです。
北大西洋は高度が低い青色いエリアになっており、そこから青いエリアと高度が高いオレンジ色のエリアが交互に並び、日本付近は高度が高いエリアになっています。このようなパターンがひとたび形成されると、しばらく続きます。
向こう2週間も、日本付近は高度が高く、暖かい空気に覆われやすい見込みです。このため、季節先取りの暖かさになる日が多いでしょう。

向こう2週間、低気圧や前線が、日本付近を度々通過するのですが、低気圧や前線に向かって、雨雲のもとである暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。大雨をもたらすくらいの暖かく湿った空気になる可能性もあり、雨の降り方に注意、警戒が必要になることが考えられます。

●6日~12日 6日~7日は大雨の恐れ 雨のあと季節先取りの暖かさ収まる

あす6日は低気圧が日本海を北東へ進み、7日は低気圧から延びる寒冷前線が、本州付近を通過するでしょう。広く雨が降り、雷を伴って雨脚が強まることもある見込みです。九州から東海を中心に、大雨になる恐れもあります。

8日は、一時的に冷たい空気が流れ込むでしょう。北陸や関東を中心に雨雲が発生、発達しやすく、標高の高い所では、雪になる見込みです。東北や北海道も、雨雲や雪雲がかかる所があるでしょう。
最高気温は、九州から関東で20℃に届かないなど、季節先取りの暖かさは一旦収まる見込みです。日中もスプリングコートなどが必要になりそうです。

9日から11日にかけては、本州付近は移動性の高気圧に覆われて、日差しが届く所が多い見込みです。12日は前線の通過で、広く雲りや雨でしょう。9日はこの時期らしい気温ですが、次第に季節先取りの暖かさが続くようになる見込みです。

●13日~18日 雨が降る日も この時期としては降水量が多くなる予想

この期間は、低気圧や前線の影響を受けやすく、雨が降る日があるでしょう。雨は長く降り続くことはありませんが、雷を伴って雨脚が強まることがある見込みです。この期間の降水量は、この時期としては多くなる予想です。
雨だけでなく、低気圧は発達しやすいため、風が強まることもあるでしょう。

●4月の台風の発生 昨年は2個 今年も南の海上にも注意が必要な時期に

今年はまだ台風の発生はありませんが、4月の台風の発生数は、平年は0.6個で、昨年2022年は2個でした。

今後、2週間程度、インドネシア付近から太平洋中部で、対流活動が活発でしょう。
アメリカ海洋大気庁によると、12日から18日の期間、フィリピン付近からフィリピンの東で、熱帯低気圧など熱帯擾乱が発生する確率は、20%以上になっています。南の海上にも注意が必要な時期になります。

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